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エンロールメント・マネジメントをどのように捉え、どのように進めるか(チャプター3)

講師:嶌田 敏行(茨城大学)
実施日:2019.09.06 全37分 視聴数:1295回

講義の概要

エンロールメント・マネジメントとは、学生の入学前から卒業後までの一連の学びの実態を把握し、支援へと結びつける米国の大学で生まれた学生マネジメント手法の一つです。本セミナーでは、米国のエンロールメント・マネジメントモデルを概説し、日本の大学において、入口から出口までをどのように追っていけばよいかなどについて事例データを見つめながら、参加者とともに学んで行きます。

チャプター3:学生獲得と学生の流動

チャプター3では、アメリカの大学で実際に行われているエンロールメント・マネジメント業務について紹介しています。
アメリカで行われているEMの業務は、学生獲得と学生フロー(在籍継続させる工夫)です。
アメリカの大学にとって「いい学生」とは、高学力の学生ではなく、大学にフィットする学生、卒業まで在学する学生のことです。そこで、アドミッション・ポリシーを精緻化し、授業料を割り引く等の経済的支援をして「いい学生」を獲得します。そして、退学行動の理論的解明から学習や学生生活でのサクセスを考え、学生にとって好ましいキャンパスの雰囲気とは何か、学生が学びやすいカリキュラム構成、大学とのポジティブな関係づくりなどあらゆる要素について検討し、学生の在籍・卒業率を高めていくのです。

カテゴリ: マネジメント力形成