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国立大学のガバナンスとリーダーシップ(チャプター6)

講師:吉武博通(筑波大学)
実施日:2016.01.10 全79分 視聴数:1960回

講義の概要

社会環境が大きく変化するなか,大学には教育・研究・国際貢献の各分野で社会的ニーズへの感応性がますます必要とされるようになっています。とりわけ国立大学法人には,「国立大学経営力戦略」(平成27年6月)が提示されるなど,第3期中期目標期間において経営・教学の両面で各大学の強みを発揮することが強く要請されています。法人化から12年を経た国立大学には,今後いかなるガバナンスとリーダーシップが必要とされるのでしょうか。本セミナーでは,筑波大学大学院ビジネス科学研究科教授(前筑波大学大学研究センター長)の吉武博通先生を講師にお迎えし,国立大学の戦略的経営に必要なガバナンスやリーダーシップのあり方についてご講演いただきました。

チャプター6:ガバナンスとマネジメントの確立

チャプター6では、国立大学にふさわしいガバナンスとマネジメントの確立には何が必要かを述べています。
国立大学に相応しいガバナンスとマネジメントを確立するには、まず、自校の存在意義と将来像を考えることが重要です。教育の特色や強み、長期的視点に立った経営資源の獲得など、教職員、役職問わず考える機会を設けることが人材育成にもつながります。また、組織の設計、人事管理の確立、そして共有する価値や重視すべき考え方を定めていくことも重要です。
大学のブランドを作り上げるには、大学の理念が大事です。この理念を一緒に考えようと働きかけまとめるのが、学長のリーダーシップではないでしょうか。より多くの教員・職員が共に大学づくりに参加すること、これが今、国立大学に求められていると思います。

カテゴリ: マネジメント力形成