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大学職員の専門性開発 ーその現状と課題ー(チャプター7)

講師:大場 淳(広島大学)
実施日:2016.04.29 全84分 視聴数:1615回

講義の概要

大学を取り巻く環境が高度化・複雑化するなか、大学職員には従来の業務知識に加え、教育研究の改善や改革を支援していける高度な企画力や提案力を身につけることが期待されています。SD義務化の必要性や高度専門職の確立の是非が議論されていますが、実は、我が国における大学職員の専門性向上は長年の課題です。「職員の専門職化」は見果てぬ夢なのか。改めて議論が必要です。そこで本セミナーでは、広島大学の大場淳先生をお迎えし、海外の高等教育機関における様々な事例との比較を通して、現在の日本における大学職員の現状を捉え、今後求められる大学職員の専門性開発のあり方について考え、議論を深めていきます。

チャプター7:まとめ

チャプター7では、講演の内容を総括し、大学自体の変化の必要性について述べています。
専門的な組織・機能が必要になってきているのは事実ですが、大学の基盤が拡大する中で大学自体の変化、社会の需要の変化などさまざまな要素に大学として対応していかなければなりません。
大学の運営組織は極めて複雑です。職員を専門化したからといって成果が得られるわけではなく、大学ガバナンス改革の中であわせて考えてこそ職員問題は意義のあるものになり、解決できるものと思われます。
現状では大学職員の専門化は難しく、当面は大学全体が変わることのほうが重要だと考えます。

カテゴリ: マネジメント力形成