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インストラクショナルデザインへの誘い(チャプター9)

講師:鈴木 克明(熊本大学)
実施日:2016.08.09 全103分 視聴数:3041回

講義の概要

インストラクショナルデザインは、大学教育・大学院教育や社員・職員研修等において、最適な効果をあげることを目的とした教育・研修プロセスの設計であり、学習者の学習への取組を促進するための意図的な仕掛けです。インストラクショナルデザインの3要素といわれる「学習目標」「評価方法」「教育内容」を首尾一貫したものとして計画し、成果の見える学習環境をデザインするにはどのようにすればよいでしょうか。日本におけるインストラクショナルデザインの第一人者、鈴木克明熊本大学教授(大学院社会文化科学研究科教授システム学専攻)を講師としてお迎えし、インストラクショナルデザインの基本的な考え方、実践的なデザインのプロセスについて、講義とワークショップを通して学びます。

チャプター9:「効率」を高めるeラーニング導入

チャプター9では、すべての学習は自己主導『All Learning is Self-directed』について述べています。
推薦するeラーニングの使い方は、ネタ探し(情報検索)、学習者用リンク集(ポータルサイト)、確認クイズ(出席点代わりに使う)、掲示板での意見交換・グループ作業(・相互評価、学習成果の集積と発表(ポートフォリオ)の5種類です。
『All Learning is Self-directed(すべての学習は自己主導である)』という本の中に、「何が教えられるかについては管理できないが、何を学ぶかについては常に自己管理している」という一節があります。「何を学ぶか」ということを常に考えること。個性的な学び、自分だけのオリジナルな学びを実現するには、「すべての学習は自己主導でやるもの」ということを早い時期に教えることが必要でしょう。

カテゴリ: 高等教育リテラシー形成