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授業デザインとシラバス作成(チャプター2)

講師:串本 剛(東北大学)
実施日:2016.08.25 全86分 視聴数:1983回

講義の概要

シラバスの作成は,今日ではほとんどの大学教員に求められる事柄となっていますが,その必要性がいまひとつ 自覚できない,あるいは本来の機能が十分に活かせていないと感じる,という方も少なくないと思います。本動画では、シラバスの数ある機能のうちでも,特に授業デザインの小道具としての側面に注目し,1 学期(15 回)を通して展開される授業について,教育目標・教育学習活動・学習成果の把握を構造化することの重要性を学びます。
本セミナーは2012年から継続し,好評をいただいております。この度は2016年に実施したセミナーの内容にリニューアルして公開します。
講演中に使用されているワークシートや参考資料は<a href="http://www.ihe.tohoku.ac.jp/CPD/wp/wp-content/uploads/2017/06/WorkSheet.pdf">【こちら(PDF)】</a>からダウンロードできます。印刷して,演習を実施しながら受講することをおすすめします。

チャプター2:授業の目標設定と演習①

チャプター2では、「授業の目標」を設定する上での3つのポイントについて説明し、その後演習に取り組みます。
「授業の目標」を設定する上での第一のポイントは、最低限の“意図する学修成果”を記述すること。教員がどんな授業をするのかではなく、学生が授業を受けることで最低限どのような水準に達するかを記述することが大切です。
第二のポイントは、知識の修得に偏らない目標を設定すること。専門知識の修得や理解に加え、社会に出たときに汎用的に使える能力や技能、自ら学ぼうとする力などを身につけられるようにします。
第三のポイントは、教育課程全体の中で自分の授業は何を担っているかを考え、立てた目標が妥当であるかを確認・検証することです。
以上を踏まえ、授業デザインワークシートに書き込んでいきましょう。

カテゴリ: 高等教育リテラシー形成