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授業デザインとシラバス作成(チャプター6)

講師:串本 剛(東北大学)
実施日:2016.08.25 全86分 視聴数:1344回

講義の概要

シラバスの作成は,今日ではほとんどの大学教員に求められる事柄となっていますが,その必要性がいまひとつ 自覚できない,あるいは本来の機能が十分に活かせていないと感じる,という方も少なくないと思います。本動画では、シラバスの数ある機能のうちでも,特に授業デザインの小道具としての側面に注目し,1 学期(15 回)を通して展開される授業について,教育目標・教育学習活動・学習成果の把握を構造化することの重要性を学びます。
本セミナーは2012年から継続し,好評をいただいております。この度は2016年に実施したセミナーの内容にリニューアルして公開します。
講演中に使用されているワークシートや参考資料は<a href="http://www.ihe.tohoku.ac.jp/CPD/wp/wp-content/uploads/2017/06/WorkSheet.pdf">【こちら(PDF)】</a>からダウンロードできます。印刷して,演習を実施しながら受講することをおすすめします。

チャプター6:演習③とシラバスの修正

チャプター6では、これまでの内容を踏まえ、「教育学修活動と時間配分」のワークシートを使い、演習に取り組みます。
授業時間内外における教育学修活動と時間配分をワークシートに記入、目標ごとの成績の重み付けと授業時間配分のバランスが合っているかをチェックし、自分のシラバスの改善点を洗い出します。
シラバスは、教員と学生とが互いの期待を共有するものです。授業の概要には、この授業ではこんなことをして、こんなことがわかりますということを記載するだけでなく、履修する学生に何がどれだけ求められるかをしっかりと示すことで、学修の主体は学生自身にあるということを認識してもらうことが重要なのではないでしょうか。

カテゴリ: 高等教育リテラシー形成