【PDP】令和2年度IDE大学セミナー
「大学教育の新常態? ―オンライン授業の経験は、持続的変化をもたらすか―」

教育関係共同利用拠点提供プログラム  教授技術論 L-04

【日時】2020年11月16日(月)14:00-16:30
【主催】IDE大学協会東北支部、東北大学高度教養教育・学生支援機構
【開催方法】Zoomを使用したウェビナー(オンライン・セミナー)
【参加申込み締切】2020年11月12日(木)
【参加費】無料
【定員】300名(先着順)

【趣旨】
 大学は、変化への対応の遅さをしばしば批判される存在です。ところが、新型コロナウイルスのパンデミックを受け、世界中の大学がものの数週間のうちにオンライン教育への全面移行を遂げました。平時なら年単位の議論・検討と計画・準備を必要としたであろう、大学の歴史始まって以来の大変革です。感染拡大防止のため、教育を停止するか、インターネットを介した遠隔授業によって教育を継続するか、他に選択肢がない中、各国、各大学において、驚くほど短期間に、大きな混乱や抵抗もなく、教育方法を一斉に変更する意思決定が行われ、実施されたのです。
 感染症拡大下の非常時の緊急避難的な教育方法として、オンライン授業実践の共有は、既に様々なオンライン・イベント等を通じて進められてきました。本セミナーの目的は、類似のイベントをもう一つ追加することにはありません。本セミナーが問うのは、コロナ禍の収束後、対面授業の全面復活が可能となった後も、今般のオンライン授業の経験が大学教育の在り方に持続的変化をもたらすか、という論点です。大学教育にニューノーマル(新常態)とも呼ぶべき不可逆的な変化をもたらすのか、それとも何事もなかったかのように以前の対面授業の姿に戻るのか、です。
 この問いが念頭に置くのは、対面授業とオンライン学修を組み合わせたハイブリッド型学修の普及如何と、対面授業そのものの変容の可能性です。各大学の学生アンケート調査からは、オンライン教育において授業外学修時間が増加した可能性が窺われ、提出課題が多すぎるとの声も顕著です。学生の健康への配慮は必要ですが、単位の実質化に繋がる可能性が見えています。また、教員アンケート調査からは、授業を見直す機会となった等の肯定的受け止めも見られます。対面授業では意識せずに済んだ学生の学修を「設計する」という発想がオンライン授業では必須となったのです。そして、不幸にもキャンパスライフ未経験のまま遠隔教育を受講した新入生を別にすると、学生・教員とも対面授業だけの状態に戻ることを希望する声は少数意見のようです。
 以上の問題意識を背景に、本セミナーは、オンライン遠隔教育だけで学位取得できる大学院を運営してきた実践及び日本を代表する教育・学習設計の専門家としての知見に基づく基調講演、大学を挙げての授業オンライン化の取組経験を踏まえて今後を展望する事例報告、大学教育のカリキュラムマネジメントの視点からの指定討論の後、総括討議で大学教育の新常態へのデジタル・トランスフォーメーション(DX)について議論を掘り下げます。

【プログラム】
14:00~14:05 開講式
開会のあいさつ:大野 英男(IDE大学協会東北支部長、東北大学 総長)

14:05~14:20 趣旨説明
大森 不二雄(東北大学 高度教養教育・学生支援機構 教授)

14:20~15:00 基調講演「緊急対応としての遠隔授業から次世代大学の創成へ」
鈴木 克明(熊本大学 教授システム学研究センター長、教授、日本教育工学会 会長)

15:00~15:10 休憩

15:10~15:40 事例報告「サステイナブルな全授業オンライン化の取り組みとその後」
稲垣 忠(東北学院大学 文学部 教授、学長特別補佐)

15:40~15:55 指定討論「コロナ禍から得られたカリキュラムマネジメントへの示唆」
杉谷 祐美子(青山学院大学 教育人間科学部 教授、青山スタンダード教育機構 副機構長)

15:55~16:25 討議

16:25~16:30 閉講式
閉会のあいさつ:滝澤 博胤(東北大学 理事・副学長(教育・学生支援担当))

【ポスター(PDF)】R2 IDE大学セミナーポスター

【お問合せ先】
IDE東北支部セミナー担当(東北大学教育・学生支援部学務課)
〒980-8576 仙台市青葉区川内41
TEL: 022-795-7537 / FAX: 022-795-7540
E-mail: gaku-syom@grp.tohoku.ac.jp

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