このページでは,Tohoku U. PFFPの【ショートコース】プログラムについて紹介します。
*【フルコース】についてはこちらをご覧ください。

ショートコースは,まずは教育実践を中心的に短期間で学びたい人のためのコースです。フルコースに比べて座学が多く,実践の機会やオプションで選択できる学びの機会は限られています。

Tohoku U. PFFPは,東北大学 高度教養教育・学生支援機構が提供するジュニア・ファカルティ・プログラムのひとつです。Tohoku U. PFFPでは,大学教育について様々な側面から実践的に学び,ふり返りや教育観の構築に取り組みます。

2016年度のTohoku U. PFFPは,新任教員を対象とした「東北大学 新任教員プログラム(Tohoku U. NFP)」と合同で実施します。

2016年度 PFFPプログラム【ショートコース】

PFFP ワークショップ(オリエンテーション)

2016年 7 月16日(土)

10:00~17:30

PFFP へようこそ

“2016年度東北大学 大学教員準備プログラム(Tohoku U. PFFP)の参加者の顔合わせです”

自己紹介,プログラムの説明,大学教員の仕事と専門性(講義),リフレクションについて(講義),比較の目を育てる(ワークショップ),事務手続き等を行います。参加者はこれらの活動を通じて,お互いのことを知り,これからの活動にむけての準備を始めます。

  • PFFP の目的に関する講義
  • 大学教員の役割と大学教育に関するブレインストーミング
  • 比較の視点を育てるワークショップ
  • 課題とリフレクティブ・ジャーナルの説明

基礎知識を得る

2016年8月25日(木)

13:00~17:00

授業デザインとシラバス作成

“シラバス作成を通じて,15回の授業設計について実践的に学びます”

教育活動の基礎知識を得る(ワークショップ)では,大学の授業における目標,活動,評価や授業設計について,シラバス作成を通して考えます。参加者は事前にシラバスを作成し,提出します。

  • 授業の全体を構想しシラバスに反映する
  • 「ルーブリック」とは

基礎知識を得る

2016年9月14日(水)

13:00~15:00

授業づくり:準備と運営

“学習者の認知面・心理面から授業づくりについて学びます”

学習者が集中し,十分に理解できるような授業をつくるためには何に留意し,どのような準備をして,いかに授業を展開すると良いのでしょうか。一回の講義形式の授業を念頭において学びます。

  • 理解の認知プロセス
  • 知識の活性化
  • メンタルモデルの構築
  • 気持ちのコントロール

基礎知識を得る

2016年10月14日(金)

15:00~17:00

本当のかしこさとは何か―感情知性と大学教育―

“学習者の認知面・心理面から授業づくりについて学びます”

大学教育では専門知識を身につけるために,「理論的」であることが重視され,「感情」は排除されてきましたが,豊かな感情を育てることは柔軟な思考力を育てるうえで重要な課題であることが明らかになってきました。感情知性と大学教育について学びます。

知能指数と感情知性(予定)

先達から学ぶ

2016年7月-2017年1月

授業を見る聞く学ぶ:授業参観

“教育経験の豊富な教員の授業を参観します”

教育経験の豊富な教員の授業を参観し,授業終了後に授業実践者と共にふり返りのディスカッションを行います。

  • 実授業の参観
  • 授業者とのディスカッション,質疑応答

自己省察力を養う

プログラム実施期間中随時

リフレクティブ・ジャーナルの執筆

“プログラム期間中を通して,リフレクティブ・ジャーナルの作成に取り組みます”

プログラムを通して,大学教員という仕事や大学教育に関する考え方がどのように発展していったのかをリフレクティブ・ジャーナルに記録し,自分なりの教育観を構築します。このリフレクティブ・ジャーナルを通して,自身が達成したこと,そしてそこまでのプロセスをふり返り,自己省察に役立てます。

各セミナー,ワークショップ受講後にリフレクティブに実践をふり返って記録する