1本取組の概要

本学の「基礎ゼミ」は学生の「学び」を「受験中心型」から「大学での学び」へ転換させることを目的としたプログラムであり、新入生のほとんどがこれを初年次の第一セメスター(学期)に履修している。

基礎ゼミは全学部・研究科、研究所、研究センター、大学病院に所属する教員のほか、名誉教授など毎年200名を超える教員がそれぞれ一定数のクラスを担当する全学的支援体制の下で運営されており、約150のテーマが提供されている。15名平均の学部横断型クラスでは実験をはじめとした多様な授業内容が展開され、学生は課題の調査、研究、発表、討論のプロセスを経て、これまでの詰め込み型「受験学習」から、自発的な「大学での学び」を体得する機会を得ることになる。

脱講義型少人数教育への評価は高く、担当教員にとっても教育の活性化・向上化(FD=Faculty Developmentの略称)の実践的な場として機能している。