3本取組の特性

(1)教育効果を上げるための工夫

基礎ゼミは所属学部、専門分野を問わない学部横断型クラス編成をとり、入学予定者には出来るだけ所属学部の専門性にとらわれず、興味のある授業を選択するよう推奨している。

一方、授業担当者には脱講義型・体験実習型の授業を行うよう奨励し、実習や見学など多様な形態の授業が展開されている。また大学院生によるTA(Teaching Assistant)の活用も一部で始められている。

平成16年度からは、基礎ゼミの研究成果を口頭とポスターで公開発表する機会も設けられた。発表は学生の自由意志で、発表会の運営も学生の積極参加が可能であり、学生の主体的な取組を促すよう考慮されている。

また現代課題に即した実践的授業を取り入れることで学生の視野拡大に努め、多種多様な問題に触れる機会を多く設けている。

基礎ゼミ発表会 基礎ゼミ図

(2)実施において直面した問題とその解決

[授業時間帯の統一]

他授業との重複により希望する基礎ゼミの履修が困難になる問題を避けるため、実施時間帯を1セメスター月曜日午後(3〜5講時)と木曜日5講時に統一。この時間帯には初年次向け全学教育科目は一切行わないこととした。

[クラス分けへのコンピュータ活用]

2,500名を越える学生の希望とクラスの調整を行うため、シラバスの入学前配布とクラス編成用コンピュータ処理プログラムの開発を行った結果、大部分の学生が第3希望までのクラスで受講が可能となった。

[教員の事前研修]

基礎ゼミの授業内容向上のため、前年度内に授業担当予定教員を対象に研修を実施し、これをもとに授業の計画とシラバスの作成を依頼することにした。