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第55回正午PD会「ブータン王国の研究について ―言語学的研究を中心に―」
Researches on the Kingdom of Bhutan -with special emphasis on linguistic study-

教育関係共同利用拠点提供プログラム 　

日時：5月23日（水）12:10－12:50（発表25分、質疑応答15分）
場所：東北大学川内北キャンパス　川北合同研究棟101ラウンジ

発表：西田 文信 准教授
所属：高度教養教育・学生支援機構　言語・文化教育センター
専門：言語学・中国語学・漢蔵語族・言語教育・地域研究

　発表者は中国語の歴史言語学研究に従事しているが、当初の広東語や四川省の諸言語の研究を経て、縁あってここ十数年はブータン王国の諸言語の記述言語学的研究・ドキュメンテーションに携わってきている。これは今から3,500年ほど前に話されていたとされる上古漢語の再建に役立つデータをフィールドワークにより収集し、それを音韻・形態・統語のレベルで精密に分析していく作業を伴う。
　本発表では、ブータン王国の概説・最新事情や東北大学とのかかわりを紹介し、言語研究の回顧と展望を行う。最後に危機言語、すなわち消滅の危機に瀕した言語の記録・保存・再活性化のプロセスを現地の話者が如何に意識しているかという点についても触れる。

※申込み不要。当日参加歓迎。

【問い合わせ先】
学際融合教育推進センター　山内　保典
E-mail：yamanouchi@tohoku.ac.jp

参照ファイル　Reference File