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リーダーシップと意思決定(チャプター2)

講師:吉武 博通(筑波大学)
実施日:2013.08.03 全73分 視聴数:1628回

講義の概要

大学を取り巻く環境が厳しさを増すなか,大学を経営・教学の両面でいかに戦略的かつ効果的に運営するかが問われています。近年,大学ガバナンスの強化が政府や経済界から求められるようになり,その鍵を握るのが学長をはじめとするリーダーシップであると考えられています。 しかし,重層的な組織構造をもつ大学では,企業体のような強力なトップダウンが必ずしもうまく機能しないことは経験的にも知られています。知識社会における大学の役割は今後さらに増すことが予想されますが,それでは,その大学が担う教育・研究・地域貢献等の諸機能を十全に発揮させるには,いかなるリーダーシップが必要なのでしょうか。効果的な意思決定とはどのようなものなのでしょうか。 本動画では,大学マネジメントに造詣の深い筑波大学の吉武博通先生から,いま我が国の大学に求められているリーダーシップや意思決定のあり方について学びます。

チャプター2:大学を考える視点

チャプター2では、大学について考える際にポイントとなる7つの視点を提示し、それぞれの視点について検討しています。
7つの視点の中で、「社会的合意の形成と個々の大学の存在意義の明確化」への取り組みが最も重要です。例えば、有名大学出身者であれば能力が高い、博士課程を出ると市場バリューが低いといった社会的イメージがあるのは、大学と社会との間で十分な対話がなされていないから、つまり社会的合意の形成がなされていないからといえます。
大学生活においては、学生たちに目的意識を持ち、面白いことを見つける力を養い、多様な価値観を認める力をいかに身に付けさせられるかが大事です。
日本の高等教育への進学率は50%を超えていますが、都市ごとで見ると20数パーセントの開きがあります。地域が中央に依存する状況から脱するためには地域の自立がカギであり、そこにどう貢献するかが国立大学の存在意義だと考えます。
これらの問題を考え実行するには、大学におけるガバナンスとマネジメントの確立が重要です。

カテゴリ: マネジメント力形成