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リーダーシップと意思決定(チャプター5)

講師:吉武 博通(筑波大学)
実施日:2013.08.03 全73分 視聴数:1474回

講義の概要

大学を取り巻く環境が厳しさを増すなか,大学を経営・教学の両面でいかに戦略的かつ効果的に運営するかが問われています。近年,大学ガバナンスの強化が政府や経済界から求められるようになり,その鍵を握るのが学長をはじめとするリーダーシップであると考えられています。 しかし,重層的な組織構造をもつ大学では,企業体のような強力なトップダウンが必ずしもうまく機能しないことは経験的にも知られています。知識社会における大学の役割は今後さらに増すことが予想されますが,それでは,その大学が担う教育・研究・地域貢献等の諸機能を十全に発揮させるには,いかなるリーダーシップが必要なのでしょうか。効果的な意思決定とはどのようなものなのでしょうか。 本動画では,大学マネジメントに造詣の深い筑波大学の吉武博通先生から,いま我が国の大学に求められているリーダーシップや意思決定のあり方について学びます。

チャプター5:リーダーシップと意思決定

チャプター5では、バーナードの組織論やサイモンの意思決定論をベースに、リーダーシップと意思決定の問題を検討しています。
バーナードの組織論では、組織は2人以上の意識的に統合された活動と諸力の体系のこととされています。また、サイモンの意思決定論では、組織の重要な役割とは「正しい意思決定のために必要な情報を提供することのできる心理的な環境」を確立し、その環境の中に人々を置くこととされています。
正しい意思決定ができる心理的な環境は、情報を提供することで確保されます。意思決定をする人に、十分な情報や価値基準、判断の優先順位などを与えることがリーダーの責任であり、それがリーダーシップだとも言えるでしょう。正しい情報や認識のもとで、正しい価値基準を持って判断をすることが重要です。大学改革においても、そうした状況をどのようにつくっていくかを議論していくことが求められます。

カテゴリ: マネジメント力形成