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リーダーシップと意思決定(チャプター6)

講師:吉武 博通(筑波大学)
実施日:2013.08.03 全73分 視聴数:1669回

講義の概要

大学を取り巻く環境が厳しさを増すなか,大学を経営・教学の両面でいかに戦略的かつ効果的に運営するかが問われています。近年,大学ガバナンスの強化が政府や経済界から求められるようになり,その鍵を握るのが学長をはじめとするリーダーシップであると考えられています。 しかし,重層的な組織構造をもつ大学では,企業体のような強力なトップダウンが必ずしもうまく機能しないことは経験的にも知られています。知識社会における大学の役割は今後さらに増すことが予想されますが,それでは,その大学が担う教育・研究・地域貢献等の諸機能を十全に発揮させるには,いかなるリーダーシップが必要なのでしょうか。効果的な意思決定とはどのようなものなのでしょうか。 本動画では,大学マネジメントに造詣の深い筑波大学の吉武博通先生から,いま我が国の大学に求められているリーダーシップや意思決定のあり方について学びます。

チャプター6:理論と実践

チャプター6では、実際の現場でどのように問題解決を行なっていくのかについて、名だたる経営者の考え方、経営理念を交えながら検討しています。
企業は市場のニーズに応えてものやサービスを提供し、大学は社会の要請に応じて人材を育成する。組織とは、ある種の問題解決の装置です。
問題解決は、問題の認識→問題点の把握→解決策の着想・検討・選択→解決策の実行というサイクルで行われます。解決策の実行は、とても難しいものです。それは、周囲を巻き込み理解や共感を得るため、人格的な要素や相手をリスペクトすることが求められるから。問題点に気付く感度、問題を構造化する思考力、相互尊重、これら問題解決力を大学在学中にいかに培い、鍛えられるかがカギとなります。

カテゴリ: マネジメント力形成