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日本の科学研究力失速の現状とその要因(チャプター3)

講師:豊田 長康(鈴鹿医療科学大学・三重大学名誉教授)
実施日:2021.08.07 全84分 視聴数:269回

講義の概要

大学の研究教育力を反映する論文数は、経済成長の原動力であるイノベーション力と密接に関係します。しかしながら長らく「選択と集中」を進めてきた結果、日本の論文数は惨憺たる状況にまで低迷したのが実態です。研究教育力の充実には、研究時間を確保した研究従事者数および大学研究資金の確保が必須であり、競争力ある大学の層を分厚くする必要があります。日本の科学研究力失速の現状とその要因を明らかにし、今後の日本の取るべき方策について検討します。

チャプター3:日本の科学研究力の失速(3)

チャプター3では、 研究機関別の論文数の動向について解説するとともにチャプター1~チャプター3の小括を行っています。
研究機関別では、私立大は増加が継続しているものの国公立大、特に国立中小規模大が大きく失速しています。
さらに、主要国の高被引用論文著者(HCR)の数は、主要国の中で日本のみが激減しています。

カテゴリ: 高等教育リテラシー形成