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歴史から見た大学:中世から現代まで(チャプター7)

講師:寺﨑 昌男(立教学院)
実施日:2013.09.01 全132分 視聴数:1704回

講義の概要

「過去を学び,現在を知り,未来を創造する」(Creating the Future of Faculty Development Learning From the Past, Understanding the Present)とは,アメリカの大学教育開発に大きな影響を与えたマリー・ソルチネッリらの著書の表題です。90年代から,様々な大学改革の制度が導入されてきました。大学設置基準の大綱化,大学評価,任期制,国立大学法人化,学士力,3つのディプロマポリシーなど,あまりにも多くの改革論が流布し,大学人は振り回されがちです。大学を真によくするためには,過去を理解することで大学の現在を知り,大学の未来を展望することが重要です。アメリカの高等教育に関する大学院プログラムでは,高等教育の歴史が重視され,大学教員の身につけるべき素養としても筆頭に掲げられているのは当然のことと言えましょう。
本動画では,日本における大学史研究のパイオニアであり,日本教育学会長・教育史学会代表理事・大学教育学会長を歴任し,大学教育の研究と実践に半世紀にわたって大きな足跡を残している寺﨑昌男氏(東京大学名誉教授)を囲む座談会形式で,歴史の視点から大学のあり方を学びます。

チャプター7:占領軍の新制大学像

チャプター7では、太平洋戦争終結後の大学改革において、占領軍が示した新制大学像について紹介しています。
太平洋戦争終結後、日本の大学改革者と占領軍との間で教育改革が進められました。それまでの官高私低、私立大学蔑視の風潮から、私立大学中心の大学改革を図るため、占領軍の意向で大学基準協会を組織し、新制大学像を作り上げました。
学部卒業のシステムに単位制度(卒業単位124単位)を導入、学生の健康増進と高い衛生観念を身に付けさせるための保健体育(実技・理論)の必修化、旧制高校・大学予科制度の廃止、師範学校の廃止、女性のための大学の創立など、大規模な教育改革を推進。占領軍主導のもと、学校ヒエラルヒーの縮小が図られていきました

カテゴリ: 高等教育リテラシー形成