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授業づくり:準備と運営(チャプター2)

講師:邑本 俊亮(東北大学)
実施日:2014.07.11 全99分 視聴数:2598回

講義の概要

学生の前で授業を行うことは大学教員の当然の職務となっています。しかし、授業が思ったようにいかずに、悩んでいる教員もいることでしょう。準備したことが十分に話せなかった、学生が授業内容を理解してくれない、おしゃべりが多い、居眠りをしている、などなど、教員の頭を悩ませる状況は数多く存在します。授業を成功させるためにはどうすればよいのでしょうか。本動画では、1回の講義形式の授業を念頭に置いて、学生が集中し、内容を十分に理解できるような授業をつくるためにはどのような点に留意する必要があるのか、どんな準備をして、いかに授業を展開するとよいのかについて、学習者の認知面・心理面から解説を行います。

チャプター2:伝わらない理由

チャプター2では、授業内容が学生に伝わらない理由について検討しています。
学生に授業内容を理解させたいのに、なかなか伝わらないことは多々あります。伝わらない理由として、①声が聞き取りにくいとか黒板の字が読みにくいといった「情報発信の不備」、②専門用語がわからないとか授業レベルが高すぎるといった「教員と学生との知識のギャップ」、③「主題や要点が不明確」、④「言葉だけでは不十分」といったことが考えられます。
情報を受け取ったら理解するかというと、そういうものでもありません。理解するためには、情報の受け手があらかじめ関連する知識を持っていること、そして話の主題・内容を事前に知って情報を受け取るための頭の準備をする必要があります。

カテゴリ: 高等教育リテラシー形成