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大学職員の専門性開発 ーその現状と課題ー(チャプター1)

講師:大場 淳(広島大学)
実施日:2016.04.29 全84分 視聴数:7287回

講義の概要

大学を取り巻く環境が高度化・複雑化するなか、大学職員には従来の業務知識に加え、教育研究の改善や改革を支援していける高度な企画力や提案力を身につけることが期待されています。SD義務化の必要性や高度専門職の確立の是非が議論されていますが、実は、我が国における大学職員の専門性向上は長年の課題です。「職員の専門職化」は見果てぬ夢なのか。改めて議論が必要です。そこで本セミナーでは、広島大学の大場淳先生をお迎えし、海外の高等教育機関における様々な事例との比較を通して、現在の日本における大学職員の現状を捉え、今後求められる大学職員の専門性開発のあり方について考え、議論を深めていきます。

チャプター1:大学職員の現状

チャプター1 では、平成27 年度学校基本調査をもとに大学職員の現状を紹介、そこから見えてくる問題点について述べています。
1980年代ごろから大学の自立性が拡大し、大学ガバナンスが議論される中で、職員の専門性開発も問題の一つになっています。
日本では、大学数の増加に伴い大学職員数も増加。学生数が減少する中でも、特に事務系職員が増加し、定員減だった国立大学においても法人化以降事務系職員が増えています。その要因の一つとして考えられるのが、2002年、文科省調査検討会議が「新しい国立大学法人像について」の中で、大学運営について組織編制、職員採用・養成方法等の大幅な見直しを示したことがあります。
東京大学の2010年の調査では、法人化後の事務組織の状況について、約8割が「業務量が増えた」と回答、職員数が増えた一方で業務が効率的になっていない現状がうかがえます。

カテゴリ: マネジメント力形成