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学びのユニバーサルデザイン(UDL)で幅広い教育ニーズに対応できる講義を(チャプター1)

講師:川俣 智路(北海道教育大学教職大学院)
実施日:2019.01.24 全62分 視聴数:2368回

講義の概要

学びのユニバーサルデザイン(UDL)は、アメリカの非営利の教育研究開発団体であるCASTが提唱した、多様な学習者に対応できる学習環境を構築することで、自ら調整して学んでいける学習者を育てるための理論的枠組みです。アメリカでは様々な地域、年齢で活用されており、多様な教育ニーズを持つ学生に対応できることから、近年は国内の大学でも文系理系を問わずその取り組みが増えつつあります。UDLを実践するために必要な発想の転換、講義に潜む学びのバリアの発見、オプションと呼ばれる代替手段の準備の方法、大学の講義における実践例などの情報を提供します。

チャプター1:高等教育の現状

チャプター1では、高等教育の現状をデータから分析、学びのユニバーサルデザイン(UDL)という課題を提起しています。
4年制大学進学率は毎年過去最高を更新し、短大、専門学校の進学者も含めると高校から上級学校への進学率は約75%に達しています。学生は多様化しており、障害学生数や障害学生在籍率を見てもここ数年で大幅に増加、半数以上の大学で障害者に対するさまざまな支援が行われています。しかし、これらの数値からは講義の中でどのような支援が行われているかは見えてきません。
その都度学生個々のニーズに合わせて授業を行うのではなく、多様な人の集まりを想定した講義をデザインすることが大切です。この講演では、UDLがどのような背景で生まれ、教員にとってどう役立てられるのか、実際の講義にどう生かしていくかを考えます。

カテゴリ: 高等教育リテラシー形成