第92回正午PD会「農村における国際結婚移住女性の適応と定着に関する研究」

日時:6月15日(水)12:10〜12:50
開催形態:オンライン開催
発表:南 紅玉 助教
所属:高度教養教育・学生支援機構 入試開発室/入試センター
専門:教育学,成人継続教育論

概要:
1980年代後半から日本人の男性とアジアの女性との「農村の国際結婚」が増加したことが話題になった。その背景には、「農村の嫁不足」解消のため、行政が主導し国際結婚の斡旋に踏み切ったことの影響が大きい。しかし、社会的批判を受け、行政主導はなくなったが、その後も民間の斡旋業者の仲介により、「農村の国際結婚」は増え続けた。「グローバルな経済格差」や「家父長制」への固執などが背景となり、社会的にも「望ましくない移動」との批判を受けたこともあった。当時来日した一部の女性の中には、嫁ぎ先の生活に馴染み、定着した人もいる。質的調査の手法により研究した東北農村の事例を通して、国際結婚移住女性が農村社会にどのように適応し定着していったかを紹介する。

参加申し込み:
機構教職員以外で参加ご希望の方は、下記問い合わせ先までご連絡ください。

問い合わせ先:学際融合教育推進センター 藤本敏彦
E-mail :toshihiko.fujimoto.d3@tohoku.ac.jp