第93回正午PD会「初期日露交流と千島アイヌ」

日時:6月27日(水)12:10〜12:50
開催形態:オンライン開催
発表:遠藤スサンネ 准教授
所属:高度教養教育・学生支援機構 言語・文化教育センター
専門:ドイツ語教育、北方史

概要:
日本北辺(北海道、千島列島、サハリン島)と北太平洋地域(カムチャツカ、アリューシャン列島、アラスカ海岸)には、昔から多くの先住民が居住していた。18世紀になると、日本とロシアがこの地域で活動を始め、先住民と接触し、また日本とロシアの間でも接触が行われた。日本・ロシアとアイヌの接触の舞台となったのは、主に千島列島と蝦夷地(北海道)であった。

本報告では、日本、ロシア、アイヌの接触に焦点を当て、まず松前藩の蝦夷地における活動と千島交易、またロシア人が北太平洋地域に到達した経緯やその活動に触れてから、1778/79年の蝦夷地における日露の交渉を取り上げ、千島アイヌが日露の接触にどのように関わったかを概説する。

参加申し込み:
機構教職員以外で参加ご希望の方は、下記問い合わせ先までご連絡ください。

問い合わせ先:学際融合教育推進センター 中川 学
E-mail:manabu.nakagawa.e2@tohoku.ac.jp