第36回東北大学高等教育フォーラム「大学入試政策を問う――教育行政と教育現場の「対話」――」

日時:2022年5月18日(水)13:00~17:00(受付開始 12:00)
会場:東北大学百周年記念会館 川内萩ホール
開催形態:来場/オンライン配信(いずれも要事前申込)


2022.5.16
【オンライン参加の皆さまへ】本日付けで「オンライン参加者用ページURL」をお申込みいただいたメールアドレス宛に通知いたしました。
受信ができていない場合は、5月17日(火)16時までに、高等教育フォーラム事務局までメールにてお問い合わせください。

2022.5.13
【来場参加の皆さまへ】本日付けでご来場時に必要な「来場受付QRコード」をお申込みいただいたメールアドレス宛に通知いたしました。
受信ができていない場合は、5月17日(火)16時までに、高等教育フォーラム事務局までメールにてお問い合わせください。

東北大学高度教養教育・学生支援機構 高等教育フォーラム事務局
メールアドレス : forum36@ihe.tohoku.ac.jp
—————————————-

高大接続改革の方針転換とコロナ禍で揺れた令和3年度入試が終わり,1年あまりが経過した。高校では息つく間もなく,令和4年度から平成30年告示の新しい学習指導要領の下での学びが始まろうとしている。大学入試も指導要領の改訂に応じた変更が行われる。新学習指導要領対応の入試は令和7年度入試が最初だが,各大学では検討が始まっている。大学は「2年前予告」の基準を目安に新しい入試制度を準備している。高校から見るとそれでは遅すぎるが,大学が改革のための情報を集めるには時間を要するのも事実だ。

大学入学者選抜制度が変わるたびに高校も大学も対応に苦慮してきた。時には,相手側の無理解や無策に憤ることもあっただろうが,高大連携の旗印の下,多かれ少なかれ「対話」が重ねられてきた。全てに納得がいくかどうかはともかく,以前よりは互いの状況への理解が深化しつつあるのではないだろうか。

今回のフォーラムは,その「対話」を教育行政と大学入試の現場で行おうという試みである。現場感覚では意義が見出せなかったり,実現不可能と思われるような教育政策が実施されることがある。それは行政が現場の実情を理解していないことが原因なのか,それとも現場が政策の意図をつかみ損ねているのか。

基調講演者の浅田和伸氏は文部科学省のキャリア官僚から品川区の公立中学校長に転身した経歴を持つ。そのときの姿勢,経験,考え方は「教育は現場が命だ」という校長当時の日誌を集めた書籍にまとめられて公刊されている。文部科学省に戻った後,大臣官房審議官を経て大学入試の現場も経験した。高大接続改革で揺れる時期に,独立行政法人大学入試センター理事という現場の立場から,国語・数学の記述式問題の導入や英語民間試験の利用の実現という難題に正面から立ち向かった。行政と現場の双方を熟知している。出身地は香川県の離島であり,地方の状況や厳しさも痛いほど経験してきた人物である。もう1人の基調講演者東北大学教授の倉元直樹氏とは大学の同期の関係にある。互いに忖度なしの深い「対話」を期待したい。

高校現場からの話題提供者には地方の高校の第一線で走り続ける行動派の延沢恵理子氏,高校現場と教育行政を知り尽くす宮本久也氏に登壇をお願いした。4本の講演を題材として,高校および大学の先生方,関係する方々の多くの参加と忌憚なき活発な議論を期待している。

なお,本企画は国立大学アドミッションセンター連絡会議との共催である。

次第:
Ⅰ 開会    開会の辞   大野 英男 (おおの ひでお)  東北大学総長
       来賓挨拶   文部科学省高等教育局大学振興課
Ⅱ 基調講演1 教育の現場と政策と研究と ――やはり「教育は現場が命」だ――
              浅田 和伸(あさだ かずのぶ) 国立教育政策研究所所長
  基調講演2 大学入試のコンプライアンス ――未履修,入試ミス,そして,コロナ対策――
              倉元 直樹(くらもと なおき) 東北大学教授
Ⅲ 現状報告1 地方公立高校の現場から
              延沢恵理子(のべさわ えりこ) 山形県立東桜学館中学校・高等学校教諭
  現状報告2 入試をめぐる行政と現場との対話 ――高校入試と大学入試を比較して――
              宮本 久也(みやもと ひさや) 東京都立八王子東高等学校校長
Ⅳ 討議
Ⅴ 閉会    閉会の辞   滝澤 博胤(たきざわ ひろつぐ) 東北大学理事

【アクセス】
萩ホールへのアクセスのご案内(来場参加者対象)
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/hagihall/access/

共催:東北大学高度教養教育・学生支援機構,国立大学アドミッションセンター連絡会議

お問合せ先:
東北大学高度教養教育・学生支援機構 高等教育フォーラム事務局
メールアドレス : forum36@ihe.tohoku.ac.jp

現在,感染症拡大防止対策を講じながらの催事イベントの開催が検討されています。今後の状況によっては,オンライン開催のみの事態も想定されます。その場合は,本ウェブサイトにてお知らせいたします。
来場参加,オンライン参加ともに事前に参加登録が必須となります。お電話,メール,FAXでのお申し込みは承っておりませんので,予めご了承ください。
来場参加は5月12日(木)17:00までに,オンライン参加は5月16日(月)12:00までに参加登録申込を行ってください。申込み後に,自動で申込結果のメールが送信されます。メールが届かない場合は,メールアドレスの入力間違いがないか,「迷惑メール」フォルダに振り分けられていないか,ご確認をお願いいたします。
メールアドレスに誤りがあった場合には,再度のご登録をお願いいたします。
申込結果の自動送信メールが確認できない場合には,上記「お問合せ先」までメールにてご連絡をお願いいたします。