【PD】学生への経済的支援の現状と課題
教育関係共同利用拠点提供プログラム 高等教育論 L-01
【講師】小林 雅之(桜美林大学 国際学術研究科 教授)
【講師略歴】
東京大学教育学部卒業、東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。広島修道大学助教授、放送大学助教授、東京大学大学総合教育研究センター助教授、同教授を経て、2019年4月より現職。博士(教育学)。専門は教育社会学、教育経済学、高等教育論。高等教育機会について諸外国の授業料・奨学金制度の研究に従事し、『進学格差―深刻化する教育費負担』(筑摩書房、2008)、『大学進学の機会―均等化政策の検証』(東京大学出版会、2009)など著書多数。日本高等教育学会会長、あしなが育英会理事、文部科学省中央教育審議会委員などを歴任。
※申込み受付を終了いたしました。たくさんのお申込みをいただき、ありがとうございました。
【趣旨】
我が国では2017年より所得連動型奨学金制度と給付型奨学金制度が創設されました。以後、「高等教育の無償化」は突如として国の重要政策課題となり、2007年12月の「新しい経済政策パッケージ」では授業料減免と給付型奨学金の拡充が閣議決定されました。短期間の議論の後、2019年5月には大学等就学支援法が成立して、高等教育の無償化が「限定的に」進んでいます。しかしコロナ禍にある今、教育機会をめぐる経済的支援のあり方は喫緊の重要課題となり、広く国民的議論の必要性に迫られているのが現状ではないでしょうか。
本セミナーでは、桜美林大学国際学術研究科の小林雅之教授を講師に、学生支援の現状と課題について、教育機会均等、学生支援の根拠、戦後日本における学生支援制度の変遷等を踏まえながら、コロナ禍対応が迫られる現在を射程に検討いただきます。学生支援、とりわけ経済的支援のあり方に関心を持たれる教職員、学生とその保護者、高等学校関係者といった方々のご参加をお待ちしています。
【プログラム】
14:00~14:05 開会挨拶
戸村 理(東北大学 高度教養教育・学生支援機構 准教授)
14:05~15:15 講演「学生への経済的支援の現状と課題」
小林 雅之 (桜美林大学 国際学術研究科 教授)
15:15~15:55 質疑応答
15:55~16:00 閉会挨拶
戸村 理
【参加申込み締切】2021年6月16日(水)
【参加費】無料
【定員】なし
本セミナーはZOOMによるウェビナーです。
【お問合せ先】
東北大学 高度教養教育・学生支援機構
大学教育支援センター
TEL: 022-795-4471
Email: iehe-seminar@ihe.tohoku.ac.jp