【PD】ポストコロナ時代と「大学」の〈時間〉

教育関係共同利用拠点提供プログラム  高等教育論 L-01

【日時】2021年12月18日(土)14:00-16:00
【講師】吉見 俊哉(東京大学 大学院情報学環・学際情報学府 教授)
【講師略歴】
東京大学教養学部卒業、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京大学新聞研究所助手、助教授、東京大学社会情報研究所教授を経て、2004年より東京大学大学院情報学環教授となり現在に至る。専攻は社会学、文化研究、メディア研究。著書は『カルチュラル・スタディーズ』(岩波書店、2000)、『メディア文化論』(有斐閣、2004)、『ポスト戦後社会』(岩波書店、2009)など数多く、近年は『大学とは何か』(岩波書店、2011)、『「文系学部廃止」の衝撃』(集英社、2016)、『大学という理念―絶望のその先へ』(東京大学出版会、2020)、『大学は何処へ』(岩波書店、2021)など大学に関する著書も多数。
※申込み受付を終了いたしました。たくさんのお申込みをいただき、ありがとうございました。

【趣旨】
平成という時代は、大学改革が一過性のブームでなく常態化した時代でありました。大学設置基準の大綱化、大学院重点化や任期制の導入、評価制度、国立大学法人化といった一連の改革は、日本の大学・高等教育システムを大きく変動させました。数多くの課題が明らかになるなか、コロナ禍という予期せぬ事態はそれをより顕在化・深刻化させ、今や日本の大学は、変動どころか深い混迷のなかにあるとさえいえます。
とはいえこうした混迷・困難の時代にあるからこそ、大学には自らの力で次代の大学像を検討することが求められるのではないでしょうか。そのためには、大学を「時間的存在」として捉え返すことが必要不可欠です。
本セミナーでは、東京大学大学院の吉見俊哉教授を講師にお招きし、ご著書『大学は何処へ――未来への設計』(岩波新書)を下敷きに、未だ続く大学改革の先で、ポストコロナ時代の大学像を時間論的視座から展望していただきます。広く関心をお持ちの多くの方々のご参加をお待ちしています。

【プログラム】
14:00~14:05 開会挨拶
戸村 理(東北大学 高度教養教育・学生支援機構 准教授)

14:05~15:15 講演「ポストコロナ時代と「大学」の〈時間〉」
吉見 俊哉(東京大学 大学院情報学環・学際情報学府 教授)

15:15~15:55 質疑応答

15:55~16:00 閉会挨拶
戸村 理

【参加申込み締切】2021年12月15日(水)

【参加費】無料

【定員】なし

本セミナーはZOOMによるウェビナーです。

【お問合せ先】
東北大学 高度教養教育・学生支援機構
大学教育支援センター
TEL: 022-795-4471
Email: iehe-seminar@ihe.tohoku.ac.jp