【PD】日本の博士人材養成の現状と課題

教育関係共同利用拠点提供プログラム 高等教育論 L-01

【日時】 2023年 5月13日(土) 10:30~12:00
【講師】 川村 真理(文部科学省 科学技術・学術政策研究所 上席研究官)
【講師略歴】
東京大学教育学研究科大学経営・政策コース修了(教育学修士)。東京大学大学院法学政治学研究科ビジネスロー・比較法政研究センター助教、政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策研究センター、東京大学大学院教育学研究科 学校教育高度化センター特任助教を経て、現在は文部科学省 科学技術・学術政策研究所上席研究官。博士人材追跡調査、ポスドク調査等の全国調査を担当する他、海外と日本の高等教育における教育・研究人材養成に関する比較研究に従事。近年はコロナ禍におけるアメリカ高等教育の動向や経済支援制度等について著書、論文を発表している。専門は高等教育政策。

※申込み受付を終了いたしました。たくさんのお申込みをいただき、ありがとうございました。

【趣旨】
日本における博士課程入学者数は、2003年度に18,232人とピークをむかえましたが、以後は減少し、2022年度は14,382人となっています。また博士号取得者についても科学技術・学術政策研究所の調査(「科学技術指標2021」)によれば、日本の取得者数は2006年度をピークに減少傾向にあります。加えて100万人当たりの博士号取得者の推移でも、アメリカ・中国が急増、イギリスや韓国が規模拡大、フランスが漸増しているのに対して日本は、2000年代後半より漸減傾向を示して、2010年代はほぼ横ばいに推移しています。
日本の博士人材養成はこのような趨勢にあるわけですが、「知のプロフェッショナル」とも称される博士人材には、今後もさらに複雑化する見込みの社会の場で、その高度な専門的知識によって新たな知を創出し、学術界はもとより産業界や社会のさまざまな場で活躍することが期待されています。そうした状況にあって、今後の日本の博士人材養成はどのような点に注視すべきなのでしょうか。
今回は文部科学省科学技術・学術政策研究所上席研究官として博士人材追跡調査等に従事されている川村真理先生をお招きして、「日本の博士人材養成の現状と課題」についてご講演いただきます。関心をお持ちの多くの方々のご参加をお待ちしております。

【プログラム】
10:30~ 開会挨拶 野地 智法(東北大学 高度教養教育・学生支援機構 教授)

10:35~ 講演「日本の博士人材養成の現状と課題」
     川村 真理(文部科学省 科学技術・学術政策研究所 上席研究官)

11:25~ 質疑応答

11:55~ 閉会挨拶 戸村 理(東北大学 高度教養教育・学生支援機構 准教授)

司会:戸村 理

【参加申込み締切】 2023年5月10日(水)

【参加費】無料

【定員】なし

本セミナーはZOOMによるウェビナーです。

【お問合せ先】
東北大学 高度教養教育・学生支援機構
大学教育支援センター
TEL: 022-795-4471
Email: iehe-seminar@ihe.tohoku.ac.jp