日本語特殊文字の使用の問題について

 日本語の文字には以下のような「特殊文字」と呼ばれる文字があります。
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これらは、いくつかの組み合わせでありながら1つの文字フォントになっているところに特徴があります。つまり上記の最初の文字は「(」と「1」と 「)」の 3つの組み合わせではなく、3つで1つの文字になっています。これらの特殊文字は、メール本文内に使うと、受け手のメール本文中で(またHP内に 使うと、 別のパソコンで見た時に)別の特殊文字になって現れることがあります。例えば自分では「(1)」という特殊文字を使ったものが受け手側では 「(特)」に なったりするわけです。
 これは、一般の日本語文字とは異なり、これら特殊文字はOS間/ブラウザー(HP閲覧ソフト)間/メーラー間で、文字コード番号が同じでないこ とから起 きる問題です。つまり上の例で言うと、あるパソコンで特殊文字「(1)」のコード番号が693であった場合、メールを送信した時にその特殊文字が 693と いうコード番号になって送られ、受け手のメーラーが番号を日本語の文字に戻す時にその番号が受け手のパソコンでは「(特)」の特殊文字に対応して いて、 「(特)」として現れるということになるわけです。

 この問題を避ける方法は、これら特殊文字を使わないこ とです。代 わりに、それぞれの部分を組み合わせて使うことです。丸文字はできないのでしかたありま せんが、他のいろいろな文字が考えられます。例えば、以上にあげた「(1)」「(月)」(半角英数文字の括弧)、「(1)」「(月)」(全角文字 の括弧) や片括弧(「1)」「a)」)や、ピリオド(「1.」「b.」)、それに「i.」「ii.」なども使えます。

 この特殊文字の使用に慣れて、英語のメールや英語のHPにも使う人がいるようですが、その場合文字化けしてしまうこともあるので、気をつけま しょう。