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第12回東北大学高等教育講演会 「科学と社会 ~科学・社会リテラシー教育のあり方と現代的意義~」

教育関係共同利用拠点提供プログラム  教育内容・カリキュラム論 L-03

日時:2010年11 月19 日(金) 13:00~17:00
場所:東北大学川内萩ホール2F 会議室

概要:
 科学のあり方は,技術や経済発展だけでなく,医療・福祉など人類社会のすべてに関わっている。どのように科学を発展させ共有し,次代に継承する科学政策を作り上げるのかが政治にとって大きな課題であり,科学研究に取り組み,後継者を育成する大学と大学教員には,科学全体のあり方を俯瞰する視野が求められている。
 しかし,PISA テストの結果やOECD による国際比較調査からも指摘されるように,市民レベルの科学に関する関心は低く,日本における科学リテラシーの評価は未だ低い。大学においても,専門分野の研究と教育は行われているが,科学と社会関係をどのように考え,市民の教養として科学を位置付けるかなど,科学リテラシーに関する教育は,体系的には行われていない。
 科学リテラシーを確立していくためには科学と社会の双方向の相互作用を種々の観点から理解するだけでなく,異分野の交流と理解を進めていくことが重要である。本シンポジウムでは,大学における科学・社会リテラシー教育のあり方を模索し,その理念および先駆的な取組を参考としながら,今後の東北大学の教育プログラム開発に役立てることを目的とする。

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