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平成2 2 年度I D E 大学セミナー「発達障害学生に対する学習・キャリア支援」

当センター主催・共催行事 　学生相談 W-02

日時：2010年11 月8 日（月）　13:00～17:20　※17:30～ 懇親会
場所：仙台ガーデンパレス (仙台市宮城野区榴ヶ岡4 丁目1番5号)

趣　旨：
　平成１７年４月に施行された発達障害者支援法において、「大学及び高等専門学校は、発達障害者の障害の状況に応じ、適切な教育上の配慮をするものとする」（第８条２項）と規定され、大学はじめ高等教育機関において発達障害のある学生の支援体制整備は、緊急の課題となっています。高等学校などに在籍し、発達障害の診断を受け、支援を得ながら学んできた学生が大学に入学してきている状況も報告されています。
　また、学生相談に携わる教員や発達障害、臨床心理学の専門家から発達障害の疑われる学生の存在と共に特別の支援の必要性が指摘されるようになりました。実際、保健管理センターや学生相談所に来談する学生の中にも、その背景に発達障害をもち、授業への不適応や抑うつ、対人トラブルなどの問題を抱える者も少なくありません。周囲の友人や教師との適応や、将来の進路問題、周囲の理解や家族の受容など、発達障害者の自立や社会参加など生活全般にわたる支援が求められています。
　既に発達障害を含めた学生の支援に対する取組みを構築し、コーディネーターを配置して全学的な組織で対応している大学や、ＬＤ、ＡＤＨＤあるいは高機能自閉症等の学生への対応やアドバイスなど専門的な知識・技能を持つ教員が支援にあたっている事例も見られるようになりました。しかし、修学支援システムの構築にあたっては、多くの大学では手探りの側面がなきにしもあらずの状態です。
　そこで本年度のセミナーは、前年度のセミナーの成果を踏まえて、発達障害学生に対する社会的自立、就職等の問題に対応するため、大学とともに関係団体を含めた社会全体による支援の方策について、専門家のご意見を伺い、大学における修学支援等の課題について議論したいと考えております。

参照ファイル　Reference File