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大学教員という職業〈Part 2〉-自然科学に携わる大学教員の立場から-

 大学教員論 L-02

日時:2010年11月2日(火)16:20~17:50
場所:東北大学川内北キャンパス 講義棟B棟(B101)

講師:関根 勉(東北大学高等教育開発推進センター教授)

概要:
自然科学に携わる大学教員の意識は、一昔前とは大きく変わりつつある。大綱化に伴う教養部の廃止から始まり、法人化に伴う競争原理の教育・研究への(過度とも思われる)導入や法体系の変化への対応等、教員が自由にものを考える時間が極端に少なくなり、余裕のない姿が見える。社会からは中が見えにくかった大学から、透明な大学へと少しずつ変わっていく際の葛藤の中で、自然科学分野の大学教員として過ごしてきた時間をそのきっかけから振り返りながら、キャリヤを重ねていったときの目標、視点、考え方の変遷を再整理してみた。自然科学研究の進め方と教員の視点、大学におけるキャリヤ構造、教育・研究の実施母体である研究室とその運営などの例を取り上げて教員の大学生活の一端を説明する。また大きな影響を受けた異文化交流や新しい分野との出会いから発展した喜びなども紹介し、未来に羽ばたく学生の方々にエールを送りたい!

★本講演は,全学教育展開科目「ライフ・キャリアデザイン」(高等教育開発推進センター千葉政典講師他開講)の一部として行うものです。

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