教育関係共同利用拠点提供プログラム 学生論 W-01
講 師:永富良一(東北大学医工学研究科)
学生は授業だけでなく,さまざまな機会で成長しています。特に,大学での課外活動は,スポーツや文化活動を通じて学生同士の人間関係をはぐくみ,社会性を身につける大きな効用があります。
課外活動は,本来,学生の自主性が尊重されますが,しかし,広い意味での大学教育の一部であり,自主性の尊重と大学の保護・支援・管理とがどうあるべきか,常に問われています。たとえば,飲酒事故やスポーツ事故,自主合宿での事故への指導教員の責任,クラブ内部でのハラスメントなどの問題は,顧問教員や学生支援部局が無関係では済まされません。これらの問題は,リスクマネジメントの問題であり,一般の大学教員にとっても教養として理解しておくべき重要なことです。今回は,課外活動における教職員の役割について,東北大学学友会体育部長として、長年にわたり体育系課外活動の振興と支援に努め、学友会文化部との連携を深める等、課外活動の活性化と発展支援に貢献し,総長教育賞(平成21年度)を受けられた永富良一教授に,体験をふまえた講演をお願いしました。是非ご参加ください。