教育関係共同利用拠点提供プログラム 大学教員論 L-02
イギリスのある雑誌の調査によると、市民の80%が政治家を信頼できないのに,大学教員は70%が信頼しているそうである。学問や芸術を究め,それを時代に伝える大学教員は,法曹職・医師と並ぶ古典的専門職であり,研究と教育を通じて世界に貢献する本質は変わらない。現代社会では大学と大学教員に対する期待が高まる一方,その仕事は複雑化し,責任も重くなっている。さらに,大学院で博士学位を取得し,ポスト・ドクを経ても,大学への就職が難しいなど,大学教員へのキャリアも厳しいものになっている。本講義では,個人的体験も交えながら,大学教員という職業について講演する。大学教員を目指す学生・院生諸君の参考になれば幸いである。
★本講演は,全学教育展開科目「ライフ・キャリアデザイン」の一部として行うものです。
★大学教員という職業 Part2(理系)は11月15日(火)16:20~行われます。
講師:関根勉(高等教育開発推進センター教授)