詳細・申込み Event Detail & Registration

【PDP】シンポジウム1「秋入学を考える」

教育関係共同利用拠点提供プログラム  高等教育論 L-01

日時:2012年6月20日(水)17:00~19:00
場所:東北大学川内北キャンパス講義棟A202

 春入学の現状のままか、秋入学に変更するか、という日本社会に対するこの大きな問題提起を、様々な観点から皆で考えてゆきたい。それは、入学式、授業カリキュラム、学年暦だけでなく、入試制度、会計年度、外国留学・日本留学等々の改革を意味する。旧帝大を中心に話が進んでいるが、全入時代における様々な大学の存在をも浮き彫りにする。さらに、大学だけでなく、高校との連携あるいはギャップ、中学校・小学校への波及、就職・企業との連携あるいはギャップ、そして日本社会全体、日本の自然・文化・歴史に関わる大きな問題である。国際社会の中で停滞する日本社会の起爆剤のひとつになるかもしれないが、混乱をもたらすかもしれない。
 講演者個人は意見はあるだろうが、主催者としては春秋どちらかに意見を調整してゆこうという意図はない。しかし、いずれ理想と現実の中で、日本社会を構成する我々皆で選択、実施をしてゆかなければならない。そのために参加者各位が問題点を学び、疑問をぶつけ合い、それを皆で考えてゆこうという場であり、ゆえに討論会も行う。

【プログラム】
趣旨説明・進行:芳賀 満(東北大学高等教育開発推進センター教授) 
講演1:「2つのサイクルと学年歴―歴史の視点から」羽田 貴史(東北大学高等教育開発推進センター教授) 
講演2:「秋入学に関わる各国の状況」石井 光夫(東北大学高等教育開発推進センター教授) 
講演3:「学生の適応の観点から見た秋入学の問題」工藤 与志文(東北大学大学院教育学研究科教授) 
討論会:総合司会:杉本 和弘(東北大学高等教育開発推進センター准教授)

※どなたでもご参加下さい。当日参加歓迎。

参照ファイル Reference File