教育関係共同利用拠点提供プログラム 組織運営論 M-01
いま教育機関としての大学は,学生が真に学び成長できる学習コミュニティへと転換することが求められています。
ここで,「学習コミュニティ」とは,関係者の相互の協力を通して,「学びによる成長」という価値が志向され実現されていく場を意味しています。
大学を学習コミュニティとして再構築していくには,学生や互いの主体的な学びを支え促す教職員の存在や,学習空間の整備が不可欠になります。そこで本プログラムでは,学習コミュニティへの転換を促すために,どのような学習空間や相互の関係性を創造し運営していくのかについて考えます。
第1部のセミナーでは,この分野の第一人者でいらっしゃる井下理先生をお招きしてご講演いただき,学びを促す学習コミュニティの創造にあたっての見取り図を示していただきます。事例報告では,この見取り図を元に,東北大や海外の実践事例にも触れ,学習コミュニティへの理解を深めます。
第2部のワークショップでは学生も交えてグループワークを行います(参加者:教職員20名限定)。ワークショップでは,学習空間における学生の学びをソウゾウ(想像・創造)します。グループメンバーとの協働を通じて,新たな視点で学生の学びや学習空間を眺める力を養います。
大学の各現場で学習や教育の充実、学生支援に取り組まれている教職員の方々,ぜひご参加ください。
****************************************************************************************
※第2部への参加には,事前登録が必要となります(申込〆切: 8月17日(金)・教職員限定20名)
****************************************************************************************
■プログラム
【第1部】
13:00 [opening]
杉本 和弘(東北大学高等教育開発推進センター・准教授)
13:10 [lecture] 「学ぶ人による・学びたい人どうしの学習コミュニティの形成─空間・時間・集団・制度の再設計と協働に向けて─」
……………………井下 理(慶應義塾大学・教授)
14:05 [case report1] 「アフォーダンスとしての大学図書館」
……………………米澤 誠(東北大学付属図書館・総務課長)
14:20 [case report2] 「SLA実践紹介~学生同士の学び合い文化の創造を目指して~」
……………………足立 佳菜 ・ 鈴木 学(東北大学SLAサポート室・室員)
14:40 [case report3] 「ブレンデッド・ラーニングと学習空間~「ともに学ぶ場」を創る~」
……………………今野 文子(東北大学高等教育開発推進センター・助教)
【第2部】
15:20 [workshop] 「学生の学びをソウゾウする」
……………………杉本 和弘・立石 慎治(東北大学高等教育開発推進センター・助教)・今野 文子
17:30 終了
【懇親会】
18:00 会費:3,000円
場所:東北大学川内北キャンパス内
(詳細は当日ご案内いたします。)
■問合せ
東北大学高等教育開発推進センター
大学教育支援センター
〒980-8576 仙台市青葉区川内41
Tel: 022-795-4471(DI)
Fax: 022-795-4749
E-mail: iehe-seminar@g-mail.tohoku-university.jp