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【PDP】平成24年度IDE大学セミナー「大学の教育改革と組織編成」

教育関係共同利用拠点提供プログラム  組織運営論 M-01

日時:2012年11月19日(月)13:00~ 17:15( 17:30~ 19:00 懇親会)
場所:仙台ガーデンパレス2F鳳凰(仙台市宮城野区榴ヶ岡4 丁目1番5号 TEL022-299-6211)

 ユニバーサル段階を迎えたわが国の高等教育は、学生の多様化、社会に出て活躍できる人材育成とグローバル化に対応した質保証に応えていかなければならない。そのためには、中等教育との接続、コンピテンシーを培うカリキュラム設計、授業方法の革新、成績評価などの多くの課題に取り組まなければならない。
 特に重要なのは、これらの課題を実現する上での教育プログラムとそれを支える組織の在り方である。研究と教育をともに使命とする大学組織は、教員組織の構造も研究活動に対応して、学問分野を反映した特徴を持つ。伝統的な講座- 学科- 学部は、学問分野を精密に模写したものであった。
 一方,社会的ニーズに対応した教育は、学問分野の単なる模写ではなく、近接・反対領域の知識体系を統合したり、実技や臨床的活動と組み合わせたり、情緒的発達活動を組みいれたりしてプログラムが作られる。学者の養成が大学教育の主要な目的であった時代は過ぎ、研究を効率的に遂行するための組織と、教育を効果的に遂行するための組織には、大きな葛藤が存在する。わが国においては、1970 年代から、伝統的な講座- 学科- 学部に代わる新たな組織を求める動きが始まったが、40 年を経ても、まだ十分な結論が得られていない。
 18 歳人口の減少、財政難などわが国の高等教育における縮小傾向は、解消されておらず、そのもとで大学間の共同組織化などが議論されているが、基礎となるのは、教育を最適化する組織の在り方である。今回のIDE セミナーは、全体を展望する基調講演と、実績を積み重ねているいくつかのケースの報告に基づき、教育プログラム改革と組織の在り方について論議してみたい。

【プログラム】
 基調講演:「大学組織の歴史と課題-学部・学科/講座・学科目」
         天野 郁夫 氏(東京大学 名誉教授)
 講演1:「学部を超えて:8 学部から3 学域・研究域へ」
         櫻井 勝 氏(金沢大学 理事・副学長)
 講演2:「グローバル人材育成のための教育制度と組織」
         藤本 武士 氏(立命館アジア太平洋大学 教学部副部長)
 講演3:「1 学部制とメジャー制:ICUのリベラルアーツ改革」
         森本 あんり 氏(国際基督教大学 学務副学長)

【参加費用】
  (1)セミナー参加料は無料ですが、セミナー参加に係る交通費、宿泊費等は全て参加者のご負担とさせていただきます。
  (2)懇親会に出席される方は、会費3,000円を当日会場にて申し受けます。


【募集締切】平成24 年11 月9 日(金)到着分まで

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