教育関係共同利用拠点提供プログラム 組織運営論 M-01
講師: Marc Fellman先生(豪州ノートルダム大学)
20世紀後半以降、産学連携が進展するなか、大学と社会の関係はさらに強まってきています。知識基盤社会において、大学の行う多様な研究成果が社会に還元されることは好ましいことですが、同時に、大学等の研究機関では研究不正の問題が顕在化することも多くなっています。我が国でも日本学術会議が「科学者の行動規範」を策定していますが、学界全体で自律的に研究倫理を確立しようとする動きは依然として不十分です。
本セミナーでは、オーストラリアの大学現場で研究倫理の普及に携わっておられるフェルマン博士をお招きし、同国の研究倫理政策や機関レベルの取組み事例についてお話しいただきます。オーストラリアでも、2007年に主要関係団体が共同で研究活動に関する行動規範が作成され、研究倫理教育を含めた機関レベルの取組みも進んでいますが、同時に課題も抱えています。同国の経験や課題を通して、日本における今後の方向性を考える機会としたいと思います。奮ってご参加ください。
【プログラム】
10:00-10:05 [開会挨拶] 杉本和弘(高等教育開発推進センター・准教授)
10:05-10:55 [講 演] Marc Fellman先生
10:55-11:45 [質疑応答]
※ 定 員: 25名(先着順)
※ 使用言語:英語(ただし、質疑応答では、必要に応じて通訳サポートを行います。)
※ 本セミナーは、基盤研究(B)「知識基盤社会におけるアカデミック・インテグリティ保証に関する国際比較研究」(研究代表者:東北大学 羽田貴史,H23-25)の研究成果の一環として開催するものです。
■お問合せ:東北大学大学教育支援センター
tel 022-795-4471 fax 022-795-4749
email iehe-seminar@g-mail.tohoku-university.jp