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【PDP】「ライティング支援者を育成する」

教育関係共同利用拠点提供プログラム  教授技術論 L-04

日時:2013年3月12日 13:30-17:30
場所:東北大学 青葉山キャンパス(工学部)総合研究棟1階101・2階201,205

 ※ 定員に達した為、受付を終了いたしました。

※会場について※
 ☆会場に駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください☆
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“注”会場は、いつも開催しています場所と異なりますので、下記「キャンパスMAP」からご確認願います。
キャンパスMAPは、こちらから。

◎仙台市営バス
<往路>
仙台駅前西口バスプール9番乗り場から工学部経由動物公園循環、宮教大、青葉台、成田山行きに乗車、「工学部中央」で下車。
時刻表(仙台駅発)は、こちらから。

<復路>
「工学部中央」バス停にて仙台駅前行きに乗車。
時刻表は、こちらから。

所要時間 約20分
料金 220円

◎タクシー
所要時間 約20分
料金 約1,600円
※タクシーの所要時間と料金は大まかな目安です。
道路の混雑の状況によって異なります。
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【概要】 
大学院博士課程後期や助手,助教になると,学生に対してレポートの書き方や論文指導をしなければいけない場面が増えてきます。しかし,私たちの多くは,学術論文の書き方を,卒論や修論の執筆の際に指導教員や先輩から教えられた経験はあっても,いざ,体系立てて書き方を教えることになると戸惑うのではないでしょうか。本セミナーでは、学術論文の書き方を指導する院生(ライティング支援者)を育成している先生を講師にむかえ,ライティング指導の理論や学術論文の書き方支援を実践的に学ぶことを目的としています。
 講師には東京大学駒場ライターズスタジオマネージャーの片山晶子先生,早稲田大学ライティングセンター長の佐渡島紗織先生,東北大学で留学生に対するアカデミックジャパニーズを指導する佐藤勢紀子先生をお迎えします。片山先生は東大で学部1年生向けの理系論文の書き方(ALESSプログラム)および文系論文の書き方の授業(ALESAプログラム)と連携しライティング支援を提供する駒場ライターズスタジオを運営されています。佐渡島先生は,早稲田大学で院生向けの授業を提供し,受講生はライティングセンターのチューターとして活躍しています。また,ライティング支援法についての経験も豊富にお持ちです。いずれの取り組みも5年以上の実績があり,日本の大学におけるライティング支援の先駆的取り組みと言えます。佐藤先生は,「留学生と日本人学生のためのレポート・論文表現ハンドブック」の編著者の1名で,論文読解や論文作成を目的とするアカデミック・ジャパニーズ関連教材の開発に取り組まれています。大学の国際化推進に伴い,年々増加している留学生に対して,日本語でのライティング指導を実施することは大学の重要な役割の1つであり,また,留学生に理解しやすい指導法は日本人学生にとっても効果的であると考えられます。

 本セミナーの前半では,各講師30分程度のセミナーを実施し,後半は3つのグループに別れて,各講師によるワークショップを実施します
 ※ 下記申し込みフォームから、参加希望ワークショップを選択下さい。
 ※ 佐渡島紗織先生のワークショップについて、定員に達しましたので申込みを締切らせていただきました。

【定員】
 ※ 佐渡島紗織先生のワークショップについて、定員に達しましたので申込みを締切らせていただきました。※
各ワークショップセッション20名まで(事前申込制)※2/4変更
 ※ワークショップは参加希望セッション(第一希望、第二希望)を選択してください。
 状況によってご希望に添えない場合もございますことをご了承ください。



【対象】
大学院博士課程後期在学中の院生,ポストドクトラルフェロー,助手,助教など若手研究者や教員でライティング支援に関心をもっている,もしくは支援を行っている方

【プログラム】
13:30-13:35 開会挨拶 関内 隆(東北大学高等教育開発推進センター教授)
13:35-13:45 講師紹介、主旨説明、本日の流れ
13:45-15:45 講 演(講演30分+質疑応答10分)
13:45-14:25 講 演(1) 「ライティング・センターで書き手を育てる」
              講師:佐渡島紗織(早稲田大学ライティングセンター長)
14:25-15:05 講 演(2) 「文系チューターが指導する理系英語アカデミックライティング:駒場ライターズスタジオの実践」
              講師:片山晶子(東京大学駒場ライターズスタジオマネージャー)
15:05-15:45 講 演(3) 「分野横断的なアカデミック・ライティング指導―留学生の日本語クラスでの実践から―」
              講師:佐藤勢紀子(東北大学高等教育開発推進センター教授)

15:45-15:55 東北大学取り組み報告とワークショップの説明
15:55-16:10 休憩(移動含む)

16:10-17:30 ワークショップ(各セッション毎に時間にて終了とする)
          セッション(1)「書き手を尊重するライティング支援」(講師:佐渡島紗織)
               ラーニング・コモンズ、ライティング・センター、ライティング授業などで文章指導に携わる方、またこれら指導者を育成す
               る立場の方を対象とします。支援の考え方を確認し演習を行います。

          セッション(2)「IMRADの英語科学論文を指導してみよう--実践チューター訓練」(講師:片山晶子)
               英語論文やレポート作成の支援をされている方を対象に、実際に初心者が書いたIMRAD (Introduction, Method,
               Results, and Discussion)形式の科学論文を使って、駒場ライターズスタジオで行っているチューター訓練の一部を
               体験してもらいます。

          セッション(3)「論文の展開パターンを見出し、使ってみよう」(講師:佐藤勢紀子)
               留学生を含む大学生・大学院生への日本語論文の指導に関心をお持ちの方が対象です。複数分野のサンプル論文を
               用いた、展開パターンに即したライティングの指導法を紹介します。

参照ファイル Reference File