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第20回東北大学高等教育フォーラム(新時代の大学教育を考える[11])グローバル人材の育成に向けて―これからの高等教育・大学教育における課題―

教育関係共同利用拠点提供プログラム  高等教育論 L-01

日時:平成26年5月16日(金)13:00~17:30(受付開始12:30)
場所:仙台国際センター2階・大会議室『橘』 (仙台市青葉区青葉山無番地)

  情報通信技術の飛躍的発展と経済のボーダレス化が進み,近未来の社会を担う子どもたちを育成する教育もグローバル化に対応することが求められています。平成15年3月に文部科学省から「『英語が使える日本人』育成のための行動計画」が発表されて以来,矢継ぎ早にさまざまな改革が打ち出されてきました。小学校では平成23年度から5,6年生で必修化された「外国語活動」が,次の学習指導要領では小学校3年生への前倒しと高学年での教科化が検討されています。高校の英語は「英語で行うことを基本とする」となりました。平成26年度からは「スーパーグローバルハイスクール」の指定が始まります。大学入試でも平成18年度から大学入試センター試験にリスニングが導入され,英検やTOEFLなどのような外部試験の導入も検討されています。大学教育でも平成24年6月に文部科学省から発表された「大学改革実行プラン」に「グローバル化に対応した人材育成」が掲げられました。東北大学は平成24年度にスタートした日本学術振興会「グローバル人材育成推進事業」に全学型の事業が採択され,東日本の拠点大学としてグローバル人材育成の推進役を担う立場です。
  ともすると「グローバル人材の育成=英語教育の改革」という観点に目が向きがちですが,それでよいのか再考の余地がありそうです。また,一口に「グローバル人材」と言っても雑多なイメージが混在しています。そこで,今回のフォーラムではユネスコ本部や在外公館など国際経験豊かな岩本渉氏および「東北大学グローバルリーダー育成プログラム (TGLプログラム)」の実施責任者である山口昌弘教授の基調講演とともに,地方の公立高校の立場からいち早く国際的な視野による人材育成に取り組んできたお二人の先生方および東北大学の全学教育で実践的英語教育を担っているダニエル・アイコースト講師からの現状報告をいただき,グローバル人材とは何か,高校,大学それぞれの立場で具体的に何ができるのかを議論していきたいと考えています。


【プログラム】
Ⅰ 開会
Ⅱ 基調講演1  「グローバル社会に求められるもの」
            岩本 渉(文部科学省国際総括官付国際交渉分析官)     
   基調講演2  「東北大学におけるグローバルリーダー育成の取組」
            山口 昌弘(東北大学総長特別補佐/グローバルラーニングセンター副センター長)
Ⅲ 現状報告
   (1) 「英会話の先にあるもの―批判的思考とコミュニケーション能力の育成―」
         ダニエル・アイコースト(東北大学高等教育開発推進センター講師) 
   (2) 「高大,真の接続の観点から」
         松井 徹朗(北海道旭川北高等学校教諭)
   (3) 「グローバル化と高校教育」
         東盛 敬(沖縄県立宜野座高等学校教頭)
Ⅳ 討議
Ⅴ 閉会


仙台国際センターのアクセス: http://www.sira.or.jp/icenter/access_transportation.html
※仙台国際センター地下駐車場(有料)の台数が少ないため、なるべく公共の交通機関(仙台市営バスなど)をご利用いただきますよう、
ご協力をお願いいたします。


参照ファイル Reference File