教育関係共同利用拠点提供プログラム 教育内容・カリキュラム論 L-03
みなさんはどのように教育活動に取り組んでいますか?授業準備にはどれくらいの時間をかけ,どのように改善に取り組んでいるでしょうか。大学教員になり,まだ授業をやりなれない間は,教育活動について試行錯誤し,苦労するものです。
そこで,本セミナーでは,オーストラリア・メルボルン大学の高等教育研究センターから招聘した経験豊かな講師陣らとともに,シラバス設計を通して教育活動を見直す機会を提供します。シラバスとは,15回の授業概要や評価の指標,課題などを学生に対して示すコミュニケーションツールですが,同時に,教員にとっては授業の設計図であるともいえます。一度綿密に設計しておけば,それをもとにして改善を加えて行くことが容易になります。教授法,学習,授業設計などに関する理論を学び,それらを反映したシラバス作りを通して,学生の学びを促進するような授業設計の実現を目指します。
セミナー中には,講師陣によるシラバスコンサルテーションや,他の参加者との情報交換の機会も予定されています。みなさんのご参加をお待ちしています。
※なお,本セミナーは東北大学新任教員プログラム(Tohoku U. NFP)の一環として提供されます。
【応募資格】
現在,日本の大学に勤務している45歳以下の教員(ただし教員歴8年以下まで)。国籍は問いません。
【申込期限】
2014年10月10日(金)(高度教養教育・学生支援機構HPにて申込受付)
【募集人数】
12名程度 ※先着順
【会場】
宮城蔵王ロイヤルホテル
(宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉鬼石原1−1)
※東北大学川内北キャンパスより送迎バスにて移動します。
【コース概要】
シラバス開発を中心に,教授・学習理論,評価,研究指導など教育活動の基礎理論を学びます。参加者は,コースで学ぶ内容を反映しつつ自身のシラバスを改善していきます。
(1) 教授・学習,授業設計の基礎理論
(2) 教授学習活動,評価方法のデザイン
(3) 効果的なフィードバックの方法
(4) 研究指導の臨み方
(5) シラバスコンサルテーション
講師:メルボルン大学高等教育研究センター
ソフィー・アコーディス(センター長代理/准教授)/チ・バック(上級講師)
【使用言語】
セミナーは英語(通訳なし)で実施するため,英語によるコミュニケーション能力が求められます。
【参加費】
25,000円(2泊3日,6食付。2日目の懇親会費5,000円を含みます。)
【参加にあたって】
宿泊は,他の参加者との相部屋となります。途中帰宅や部分参加はできません。
また,申込受付後に指示する事前提出課題への取り組みが必要となります。
11月1日(土)は11:30 東北大学川内北キャンパス集合
11月3日(月)は13:00頃 東北大学川内北キャンパス解散(予定)
【事前課題】
◆参加にあたって,以下の2点をご提出いただきます。これらの資料は他の参加者や講師陣と共有しますので,予めご了承ください。書式は後日別途送付します。
(1)ご自身の略歴,自己紹介
(2)担当している授業のシラバスの英訳(可能であれば,ネイティブ・チェック推奨)
◆下記の動画を,『PDP online』で事前に視聴したうえで合宿に参加してください。
(1)大学教授職とはどのような職業か―羽田貴史教授(全40分)
(2)授業デザインとシラバス作成―串本剛講師(全70分)
【お問い合わせ】
東北大学 高度教養教育・学生支援機構 担当:今野・稲田
〒980−8576 仙台市青葉区川内41
TEL: 022-795-4471 FAX: 022-795-4749
Email: tu-pffp@ihe.tohoku.ac.jp
URL: http://www.ihe.tohoku.ac.jp/