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【PDP】大学全入時代の大学教育の課題 -すべての学生に高い学習成果を保証するために-

教育関係共同利用拠点提供プログラム  高等教育論 L-01

日時:2015年1月26日(月) 13:00-17:00
場所:東北大学 百周年記念会館川内萩ホール

 ※ 事前申し込みを終了いたしました。参加ご希望の方は,当日受付にて承りますので直接会場にお越しください。


この40年間,高等教育の大衆化の進行が指摘され,大学全入時代に突入したが,大衆化のもとで大学教育の質を維持し,しっかりした学習成果を身に着けさせる方策と文化の定着が何よりも必要になっている。過去,ベビー・ブーマーへの対応は,教員配置の基準を緩和して実施するなど,教育の質を維持する取り組みは十分ではなかった。学生の大学選択は,もっぱら偏差値に基づき,大学間の学力格差を生み出してきた。そのため,学生の学力の質を問うことは,長らく大学界ではタブーになってきたともいえる。イギリスの高等教育が段階的な大衆化を進め,大学教育としてその質を維持し,誇っていることと対照的である。進学率50%を超える社会で,学生にしっかりした学力を身に着けさせ,大学教育の質を維持するためにどのような方策と課題があるのか,研究と実践の中から議論する機会としたい。

【プログラム】
司会  小田隆治(山形大学地域教育文化学部 教授)
13:00-13:15 開会挨拶・趣旨説明  羽田貴史(東北大学高度教養教育・学生支援機構 副機構長)
13:15-14:00 報告1  葛城浩一(香川大学大学教育開発センター 准教授)
      「学生が成長する環境とは何か -ボーダーフリー大学の現実をふまえて-」
14:00-14:45 報告2  三宅義和(神戸国際大学経済学部 教授)
      「選抜力低下と大学教育 -ボーダーフリーな学生への支援とその可能性-」
14:45-15:30 報告3  西村秀雄(金沢工業大学基礎教育部 教授)
      「学力形成と教育マネジメントの役割 -金沢工業大学の実践-」
15:30-15:45 休憩         
15:45-16:00 指定討論 杉谷 祐美子(青山学院大学教育人間科学部 准教授)
16:00-16:50 討論
16:50-17:00 まとめ


■お問合せ:東北大学大学教育支援センター
tel 022-795-4471 fax 022-795-4749
email iehe-seminar@g-mail.tohoku-university.jp