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【PDP:学内限定】行動規範教育(CITI Japanプログラム)受講者(2014年度第二期)募集

 

 ※ 第二期募集は終了いたしました

 大学に対する社会的需要が高まり,学問研究,科学・技術の規模が拡大するにつれ,研究倫理の確立が,世界的に求められるようになってきました。2000年代には,世界的に研究不正の定義や倫理の確立の取り組みが進みました。2007年に第1回学問的誠実性に関する世界会議(リスボン)が開催されて以来,3回の世界会議が開催されました。
 世界的に,研究者の必須要件として研究倫理に関する学習の強化が進んでいます。アメリカでは,NIH(国立衛生研究所)が,研究費の申請にあたって,「責任ある研究行為」(Responsible conduct of Research)のプログラム履修を義務付けており,研究倫理の学習が,研究費申請や教員ポストへの応募条件となる時代を迎えています。
 日本でも,文部科学省大学間連携事業「研究者育成のための行動規範教育の標準化と教育システムの全国展開」によるインターネット研究倫理教育「CITI Japan プログラム」が平成25年度より開始されました。同プログラムは,アメリカの医学系大学を中心に開発され,世界ランキング50位までの医学部中30機関が利用する世界で最も普及しているプログラムであり,連携事業によって日本向けにカスタマイズされたものです。
 東北大学高度教養教育・学生支援機構では,本学大学教職員および大学院生を対象とし,この「CITI Japan プログラム」の受講者を募集します。ぜひ,CITI Japan プログラムを受講いただき,大学教員の専門性の中核である研究倫理の向上の機会として下さい。

≪ CITI とは ≫ Collaborative Institutional Training Initiative (CITI) は,2000年4月,米国の10大学病院等からの篤志家により,上質で効率のよい倫理学習の機会をいかに臨床研究者に提供するのかをテーマとして結成されました。CITIが当初より手掛けたのは,e ラーニング教材の作成と配信です。CITI教材利用者数は111万人を超え、政府機関・大学病院を含む米国内の大多数の施設で採用されています。最近では,米国と共同研究を行う中南米はもとより,欧州、一部のイスラム圏、仏教圏諸国,中国でもCITIは利用され,2008年,WHOの生命倫理学教育機関として認定されています。



【対象】
東北大学教職員・大学院生(学内限定)

【定員】
各期50名
(先着順,定員に達し次第,募集を締め切らせていただきます)

【応募期間および受講期間】
応募 2014年11月1日~30日
受講 2014年12月中旬~2015年2月末

受講確定者へは,応募締切後,受講方法等詳細をメールにてお知らせいたします。


【プログラム内容】
インターネットを活用して実施されます。11単元から構成,各単元にの最後にクイズを行い,理解が確かめられます(クイズ時間含め,各単元15分程度)。各領域を修了すると,修了証が発行されます。

<東北大学IEHEコース2014>
必須単元:
・責任ある研究行為について
・研究における不正行為
・データの扱い
・共同研究のルール
・利益相反
・オーサーシップ
・盗用
・社会への情報発信
・ピア・レビュー
・メンタリング
・公的研究資金の取り扱い

選択単元:
・生命倫理学の歴史と原則、そしてルール作りへ 
・研究倫理審査委員会による審査
・研究における個人に関わる情報の取り扱い
・研究におけるインフォームド・コンセント
・特別な配慮を要する研究対象者
・研究倫理審査委員会の委員に就任する際に知っておくべきこと

参照ファイル Reference File