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第26回東北大学高等教育フォーラム(新時代の大学教育を考える[14])個別大学の入試改革 ――東北大学の入試設計を事例として――

教育関係共同利用拠点提供プログラム  高等教育論 L-01

日時:平成29年5月12日(金)13:00~17:00(受付開始 12:30)
場所:東北大学百周年記念会館 川内萩ホール


【当日参加について】
 事前受付は終了いたしましたが、当日参加いただけますので、受付にてお申し出ください。よろしくお願いいたします。


プログラム

Ⅰ 開会 開会の辞 里見 進 東北大学総長

Ⅱ 基調講演 新共通テストの下における東北大学学部入試の展望
  東北大学高度教養教育・学生支援機構教授 倉元 直樹

Ⅲ 現状報告1 京都から見える東北大学AO入試
  京都大学大学院法学研究科教授  木南 敦

  現状報告2 新しい入試制度に向けた高校の取組
  秋田県立湯沢高等学校校長 阿部 淳

  現状報告3 多様化する大学入試と高校現場 ー主に国語教師の立場からー
  福岡大学附属大濠中学校・高等学校副校長 清水 和弘

  現状報告4 センター試験・新テスト・高大接続
  大学入試センター試験・研究副統括官 山地 弘起

Ⅳ 討議

Ⅴ 閉会 閉会の辞 花輪 公雄 東北大学理事

 昨年,第 24 回東北大学高等教育フォーラムの案内に「大学入試センター試験に代わる新テストが迷走している」と書いた。現在知られている工程表によれば,大学入試センター試験に代わる大学入学希望者学力評価テスト(仮称)(以下「学力評価テスト」)を基軸とした新制度が平成29年度初頭には「実施方針」が策定・公表され,平成32年度に始動するという。初回の学力評価テストは平成33年度入学者選抜に利用されるため,平成29年度の中学校3年在籍生徒が最初の学年となる。高等学校は今夏には受験生と保護者に進路指導の方針を説明し始めることになる。平成33年度大学入学者選抜に関する情報が必要だが,個別大学が確かなことを発信できる状況にはない。
 平成12年度のAO入試導入以来,東北大学は「学力重視のAO入試」を掲げ,独自の入試改革を行ってきた。平成28年度入試からは当時約18%の募集人員比率を3割まで広げる「AO入試3割拡大方針」を打ち出し,個別大学の入試改革を先導してきた。学力評価テストに記述式問題が導入された場合,東北大学の入試はどう変わるのか。例えば,こういった問いに対して,あらゆる状況を想定しながら解を探っていかなければならない。それは,全ての大学に共通に求められている課題でもある。
 基調講演は,東北大学の入試設計の実務を担う東北大学入試センターから,倉元直樹東北大学高度教養教育・学生支援機構教授が担当する。学力評価テストへの記述式問題導入を中心とした共通テスト構想に関する現時点での議論を前提として,東北大学の今後の入試設計方針について概説する。さらに,高等学校や大学等,様々な立場から,4件の現状報告を予定している。以上の講演と報告を受け,フロアからの意見を交えて討論を行い,そこから新制度の下で,個別大学に突き付けられた課題と今後の展望を描くことを試みる。
 高等学校および大学の先生方,関係する方々の多くの参加と忌憚なき活発な議論を期待している。

萩ホールへのアクセスのご案内:
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/hagihall/access/

お問合せ先:
東北大学 高度教養教育・学生支援機構
TEL&Fax:022-795-4815
E-mail:forum26@ihe.tohoku.ac.jp

主催:東北大学 高度教養教育・学生支援機構

参照ファイル Reference File