教育関係共同利用拠点提供プログラム 学習指導法 S-01
※※※※事前申込みは終了いたしました。当日参加も可能ですので、受付にてお申し出ください。※※※※
※学内限定
※このセッションは英語で行われます
物理学、化学、生命科学、地球惑星科学、工学などの科学・技術分野において、「専門分野に根ざした教育研究(Discipline-Based Education Research: DBER)」が、北米を中心に急速に発展しています。DBERによる教育実践は、各分野の特性と学習科学の知見に基づき、これまでの受動的講義とテストの組み合わせではない新しい教育方法、教材、評価方法を開発し、授業で実践するものであり、学習効果を測定したところ、学生に高い学習効果を生み出すことが実証されています。その授業法を要約すれば、「学生にチャレンジングな課題を与え、科学者らしい推論を行うように仕向け、頻繁なフィードバックを提供する」ものです。この方法を実際の授業で推進する教育改善の担い手が、「サイエンス・エデュケーション・スペシャリスト」(Science Education Specialists: SESs)です。
このQ&Aセッションでは、リラックスした雰囲気の中で、SESsは、どのような研修を受けて養成され、どんな役割を担うのかについて、DBERを先導してきたカール・ワイマン教授から直接伺う機会を設けます。また、大学として全部局でSESsを雇用できるよう資金を配分したインペリアル・カレッジ・ロンドンの取組状況を伺います。
将来大学教員をめざす大学院生・ポスドクのみなさん、どのように授業改善をすれば良いか悩んでおられる教員の皆様、さらには興味をお持ちになったすべての方々、ぜひこの機会にサイエンス・エデュケーション・スペシャリストとは何かを知り、科学教育を改善する第一歩を踏み出してみませんか?
【プログラム】
■開会挨拶・趣旨説明
中村教博(東北大学 高度教養教育・学生支援機構 教授)
Opening Remarks and Introduction
Professor Norihiro Nakamura, Tohoku University
■話題提供1・質疑応答
サイエンス・エデュケーション・スペシャリストの役割と研修
カール・ワイマン教授
Topic 1 and Q&A
The Training and Role of SESs
Professor Carl Wieman
■話題提供2・質疑応答
インペリアル・カレッジ・ロンドンにおける普及の取組
マーティン・キングスベリー教授
Topic 2 and Q&A
The Case of Imperial's Introduction of SESs
Professor Martyn Kingsbury, Director, Centre for Higher Education Research
and Scholarship, Imperial College London
■全体討論
カール・ワイマン教授、マーティン・キングスベリー教授
司会進行 渡邉由美子(東北大学 高度教養教育・学生支援機構 教授)
Discussion
Professor Carl Wieman, Professor Martyn Kingsbury,
and Professor Yumiko Watanabe, Tohoku University
■閉会挨拶
大森不二雄(東北大学 高度教養教育・学生支援機構 教授)
Closing Remarks
Professor Fujio Ohmori, Tohoku University
【問い合わせ】
東北大学 高度教養教育・学生支援機構 大学教育支援センター
〒980-8576 仙台市青葉区川内41
Tel: 022-795-4471 / Fax: 022-795-4749
Email: cpd_office@ihe.tohoku.ac.jp
【主催】東北大学 高度教養教育・学生支援機構