教員 -そのリアル-

助教
高橋 直也
Takahashi Naoya
●所属
教学共創推進センター
●専門分野
地形学
山地河川の多様性を理解する
“


山地を流れる川は,場所によって大きく様子が変わります.非常に険しい山を流れる川は,流れが速く,川底には巨大な礫(石)が多く存在します.一方,標高の低い山地では,川の流れが緩やかで,川底の礫も小さい傾向があります.私は,なぜこのように多様な川が存在する理由について研究しています.研究を始めるときは,まず地形データや岩石の分布をもとに,仮説を検証するために最適な場所を探します.その後,その場所に赴いて林道や川底を歩き,河川流路の形や岩石の種類,川底の状態などを記録します.川の研究は,私のように現地調査にもとづく研究の他に,実際の川を模した水路を使った実験による研究や,数十万〜数百万年スケールでの地形変化をコンピュータで再現する研究など,様々なアプローチがあります.現地で実際に見た現象を様々な観点から検討することで,山地地形がどのぐらいの時間をかけてどのように発達するのかを明らかにしようとしています.
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