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教員 -そのリアル-

准教授

髙松 美能

Mino Takamatsu

●所属

グローバルラーニングセンター

●専門分野

社会教育、人権教育

留学生と国内学生が共に学ぶ人権とは

 私の研究と教育のキーワードは、国際共修と人権です。言語や文化の多様な留学生と国内学生が1つの教室に集まる国際共修授業には、参加者の語りから学びあいが生まれるポテンシャルがあります。ただし、そこでは守るべきルールがあります。初回の授業で、参加者同士がクラスルーム・ルールを考える時間を設け、それらをクラス内で共有し、合意が得られれば、その時点から参加者間のルールとなります。加えて、実践者である私から、クラス内で聞いた他者の語りはクラス内にとどめること、クラスで学んだことは教室外で実行に移していくことを確認しています。多様なバックグラウンドの学生が集まる国際共修授業では、普遍的でありながら、個別具体的解釈の必要な人権というテーマを取り上げることが有効であり、人権というテーマが、言語や文化の違いを乗り越えて、誰もが我が事と考え、議論する切り口となると仮定して、これまで教育実践と調査研究を行ってきました。参加者一人ひとりの語りが、貴重な資源となるように、多様性を強みとして生かす方法を探求しています。