教員 -そのリアル-

准教授
竹林 修一
Shuichi Takebayashi
●所属
言語・文化教育センター
●専門分野
アメリカ研究
歴史を問い、人間を見つめる
“


歴史研究では、個人の歴史経験や世界観に根ざした問いから出発し、それを他者と共有するために抽象化します。この作業は、「人間とは何なのか(あるいは、自分はいったい何者か)」という問いに向き合うことでもあります。人は慈悲に満ちた存在である一方で、とことん残酷にもなることもできます。そうした人間が社会や歴史を作るわけですから、歴史研究は一筋縄ではいきません。また、歴史は、語られる以外の方法でそれを知ることはできません。ということは、語られていない歴史が存在する可能性を示唆します。
私個人の関心領域は20世紀大衆文化です。これまで本学で「冷戦史」「ポピュラー・カルチャー」「アメリカン・ポピュラー・ミュージック」「アメリカ文化形成論」などの科目を担当してきました。
歴史研究に限ったことではありませんが、学生のみなさんは学問的対話というものを東北大学で学びます。その基礎は言語力にあります。英語、初修外国語、日本語、その他、語種を問わず果敢に学んでもらいたいと思います。
このテンプレートのファイル名:single-realofprofessor.php