大学の使命と社会~私のビジョン~政策の視点、地方私学の視点から(チャプター1)

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  • 講師:合田 隆史(尚絅学院大学)
  • 実施日:2018.11.19
  • 全31分
  • 視聴数:417回
経済の長期低迷と人口減少の本格化の中で、多様性を包摂し活力につなげることは、日本社会全体の生き残りをかけた課題となっています。社会科学では、社会や組織内の多様な文化間の対話と摩擦がルーティーン(思考停止)から構成員を解き放ち、広く深い思考を促し、新たな価値を創造するイノベーションに繋がる、との知見があります。大学は本来、国内外から多様な学生と教職員が集う交流と対話の中で、未来を形作る知を創造し伝承する研究と教育を一体的に行い、社会を先導すべき立場にあります。しかし、日本の大学の現状は、女性や外国人等の活躍を可能にするダイバーシティ・マネジメントにおいて日本企業と同様の課題を抱えていると言えます。また、教育・研究における変化への対応の遅れやガバナンスの在り方について、政府や経済界から批判を受け、追い立てられている感すらあります。
 大学の教育実践や研究活動は、社会とのつながりの中でどのような方向に変化しつつあるのでしょうか?そして、大学のリーダーたちは、自分たちの教育・研究の価値を社会にどう伝え、自由を守り多様性を包摂する社会の構築にどう貢献しようとしているのでしょうか?また、憲法が保障する学問の自由とそれを支える大学の自治の価値について、社会の理解を得る努力を十分に行っているでしょうか?大学及び大学教育に「外部人材」の登用を政府に迫られる現状は、何を意味するのでしょうか?幾多の成長戦略にもかかわらず低成長経済を脱することができず、急増する社会保障費と累積する財政赤字になすすべのない中、官庁や企業の不祥事が相次ぐなど、危機的状況にある日本社会において、外圧としての「大学改革」に受身で対応するだけでよいのでしょうか?
 本セミナーでは、産官学出身の3名の学長と共に、今日の日本の社会と大学が抱える課題を直視しつつ、大学と社会とのより良き対話への糸口を考えていきたいと存じます。
 本セミナーの報告書はこちらよりダウンロードできます。

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