大学改革を担う実務家教員フェア2023

【日時】2023年3月4日(土)13:00-18:00
【開催方法】オンライン(Zoom)
【趣旨】大学改革が進む近年、産学共同による人材育成の担い手として「実務家教員」への期待が高まっています。社会的要請を受けて実践的教育の導入を目指す大学にとって、現場で培った高度な実務能力を有し、実践で得た知識や経験を大学教育にもたらしてくれる実務家教員は、社会で育まれた実践知と、大学が創出する学術知とを架橋し、新たな大学教育の可能性を拓く存在と言えます。しかし同時に、そうした実務家教員をいかに育成し、その質保証を図っていくのか、産学が連携して取り組むべき課題も少なくありません。
そこで、第4回目となる「大学改革を担う実務家教員フェア2023」では、文部科学省「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」に選定され、実務家教員育成プログラムを開発・運営する4つの拠点が一堂に会し、大学や企業で活躍する専門家も交えて、学びと社会をつなぐ「実務家教員」のあるべき姿や求められる役割について議論を行います。また、実務家教員を目指す社会人を対象に、4拠点で進められている実務家教員育成プログラムの取り組みについてもご紹介します。

◆プログラム◆

13:00              開 会

13:00~14:15 第1部:「実務家教員育成プログラム」受講のススメ

実務家教員を目指す社会人を対象に、2019 年度に文部科学省事業に採択され、実務家教員育成プログラムの開発や提供を進めてきた全国4 つの拠点の取り組みやこれまでの成果を紹介します。

13:00 開会
13:00~13:05 趣旨説明
13:05~13:30 「実務家教員育成プログラム」受講のススメ~修了生からのアドバイス(下記4プログラムを紹介します)
13:30~13:40 ブレークアウトルーム移動
13:40~14:10 プログラム紹介 ※ (ブレークアウトルームx4拠点)(30分)
14:10~14:15 第1部修了、第2部アナウンス
  • オンラインで「ブース(=ブレイクアウト機能)」を設け、4つの中核拠点で提供している実務家教員プログラムを紹介します。参加者は自由にルーム間を自由に行き来可能です。

紹介する4つの実務家教員育成プログラム

各プログラム修了者より、経験談をお話いただきます。

産学連携教育イノベーター育成プログラム
実践的かつ深い学びを追求し、学生も社会人も学び続ける教育、未来を拓く人材輩出のため、変革を先導するイノベーターを育成します。
提供校:東北大学・熊本大学・大阪公立大学・立教大学
進化型実務家教員養成プログラム
社会動向や最先端技術を分かり易く解説し啓蒙する役割を担い、社会変動に伴う諸課題に多職種連携で対応できる高度専門人材を育成します。
提供校:名古屋市立大学・岐阜薬科大学・高知県立大学・中京大学
実務家教員養成課程
高等教育機関等のみならず、専門学校、私教育、人材育成会社、組織内研修、企業内大学など、多岐に活躍する人材を育成します。
提供校:社会構想大学院大学・日本女子大学・武蔵野大学・事業構想大学院大学
実務家教員育成研修プログラム
地方の建設技術者の技術レベル向上を目指し、高専におけるインフラメンテナンス分野のリカレント教育を担う人材を育成します。
提供校:舞鶴工業高等専門学校・福島工業高等専門学校・長岡工業高等専門学校・福井工業高等専門学校・香川高等専門学校・放送大学
14:15~15:00  休 憩

15:00~18:00 第2部 シンポジウム「日本の「人材育成」を問い直す―大学、企業、政府は何をなすべきか―」

日本における働き方と学び方(人材育成戦略)、社会人の学び直し(リカレント教育)の活性化と改革、ジョブ型雇用時代の新卒採用とインターンシップの3つをテーマにした講演・パネルディスカッションを行います。

15:00 開会
15:00~15:10 来賓挨拶
・文部科学省 高等教育局 専門教育課 専門職大学院室 室長
・一般社団法人 日本経済団体連合会 常務理事 長谷川 知子 氏
15:10-15:25 趣旨説明
大森 不二雄(東北大学 高度教養教育・学生支援機構 教授)
15:25-17:00 講演
1)イノベーションと成長のための人材育成と働き方
堀井 亮 氏(大阪大学 社会経済研究所 教授)
2)社会人の学び直し(リカレント教育)の活性化と改革
安井 洋輔 氏(株式会社日本総合研究所 調査部 主任研究員)
3)ジョブ型雇用時代の新卒採用とインターンシップ(仮)
渡辺 大介 氏(富士通株式会社 総務・人事本部 人材開発部 人材採用センター長)
17:00-17:55 パネルディスカッション
17:55-18:00 閉会挨拶
18:00      閉 会

 

参加費

無料

主催

文部科学省「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」実施校
・創造と変革を先導する産学循環型人材育成システム(代表校:東北大学))
・PBL と多職種連携を活用した進化型実務家教員養成プログラム(代表校:名古屋市立大学)
・実務家教員COE プロジェクト(代表校:社会構想大学院大学)
・KOSEN 型産学共同インフラメンテナンス人材育成システム(代表校:舞鶴工業高等専門学校)

後援

文部科学省、一般社団法人 日本経済団体連合会

連絡・お問合せ

文部科学省「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」運営拠点
代表校(事務局):東北大学 高度教養教育・学生支援機構 大学教育支援センター
〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内41 TEL: 022-795-4472・4473
Email:innovator.jitsumuka@grp.tohoku.ac.jp

参照ファイル イベントポスター