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【PDP】大学の教育マネジメントをどう進めるか -新・大学管理運営論-

教育関係共同利用拠点提供プログラム  組織運営論 M-01

日時:2013年12月21日(土) 10:00-12:00
場所:東北大学川内北キャンパス 講義棟A棟A101

講師:羽田貴史(東北大学大学教育支援センター長/高等教育開発推進センター教授)

 ※ 受付を停止いたしました。


大学の教育マネジメントについての議論がやかましい。教授会は硬直的で,教育改革の主体になりえないから,学長のリーダーシップのもとで教育改革サイクルを構築するという主張があれば,一方では,トップダウンの弊害や大学執行部のプランを現場知らずの思いつきと論難する意見もある。名著『学習する組織』の著者ピーター・センゲは,組織の学習障害の事例に,「悪いのはあちら症候群」をあげている。教育マネジメントをめぐる論議は,ぴたり,この症例に当てはまりそうだ。センゲの処方箋は,全体的な視点,つまり現象に引っ張られず,システム全体を把握し,対話を通じて解決を図る学習組織を構築することである。教育研究機関でありながら,大学は「学習する組織」になり得ていない,といったら面白すぎるだろうか。本セミナーでは,①大学管理運営に関する法制など基礎知識,②大学管理運営研究の成果から見る教育マネジメント論,③マネジメント理論から見る教育マネジメント論の3部構成で,教育マネジメントを論じ,「こうすればうまく行く」処方箋作りではなく(処方箋を作るのはそれぞれの大学の責任である),「なぜうまく行かないのか」を参加者と対話してみたい。

【注意事項】
(1)「大学の組織と運営」『大学と社会』(安原義仁・大塚豊・羽田貴史,放送大学教育振興会,2008年)を事前に読んでおくこと
(2)『教育小六法』(出版社は問わないが,平成20年版以降もの)を持参すること。
※書籍名をクリックするとamazonの購入ページにリンクします。


※なお,本セミナーは,履修証明プログラム「大学教育人材育成プログラム(EMLP)」の一環としても提供されます。

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◆同日開催予定PDP◆

「データに基づく教育改善」

[講演]
 「データに基づく教学改革をどのように進めるか -アセスメントの5ステップ-」
  山田剛史(愛媛大学教育・学生支援機構・准教授)
 「IRを活用した教育改善へのステップ」
  鳥居朋子(立命館大学教育開発推進機構・教授)
[ワークショップ]
 「IRのためのリサーチ・クエスチョンの導き方」
  川那部隆司(立命館大学教育開発推進機構・准教授)・鳥居朋子

※詳細は、こちらから。
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■お問合せ:東北大学大学教育支援センター
tel 022-795-4471 fax 022-795-4749
email iehe-seminar@g-mail.tohoku-university.jp

参照ファイル Reference File