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【HEIJ】第1回大学教育イノベーションフォーラム「SD義務化と大学の未来~全教職員の能力開発を組織開発につなげるために~」

 

日時:2017年3月9日(木)13:00-17:30(情報交換会有)・10日(金)9:30-16:00
場所:東京国際交流館(3階)メディアホール(東京都江東区青海2-2-1)

*事前申込を締切りました。席に若干余裕がございますので、参加ご希望の方はメールにてお問合せください。


会場へのアクセス日本学生支援機構HP
※東京国際交流館「管理センター」のサインを目印にお越しください。

【主催】大学教育イノベーション日本

【背景】
 大学設置基準の改正によるSD義務化は、従来のFD=「教員」の能力開発、SD=「職員」の能力開発の区分法を超えて、自主的・自律的な大学運営に責任を負う大学執行部から各層の運営責任者、大学のミッションの中核たる教育研究を担う教員、多様化・高度化する業務の最前線を支える職員の全てを対象としています。大学が社会の期待に応え、教育研究をはじめとする諸機能を効果的に果たすために必要な全教職員・役員の能力開発の総体を意味するものであり、組織開発(organizational development)つながるものとして構想されなければなりません。たとえば、教員については、授業改善のためのFDを実施しているからSDは不要ということにはならず、教員の立場から大学運営に参画する能力・資質の向上が求められます。
 しかし、現状では、以上のような意義が十分とらえられているとは言えず、旧来のFD/SDの延長線上でとらえる傾向が見られます。2017年4月から、各大学は義務化されたSDの計画策定と実施が求められます。日本の大学教育の質的向上に寄与するためにも、組織的なSDの在り方について理解を深め、実践的な原理を共有するとともに、日本の大学関係者・関係団体が各々の個性・特色を発揮しながら総力を結集して、SD実施体制を整備する必要があります。

【目的】
本フォーラムは、以下の4つの目的を持って開催する。
・第1に、組織的SDに関する日本と諸外国の事例を明らかにし、その国際比較から日本の組織的SDの発展のために活用できる示唆を明確にすること。
・第2に、大学教育イノベーション日本の各加盟組織の実践から、日本の大学の組織的SDに求められる要件を明らかにすること。
・第3に、組織的SDを持続的に発展させるうえで重要な中間団体(大学団体、職能団体等)の役割と課題を明らかにすること。
・第4に、各大学・大学団体・学会・職能団体を含め、オールジャパンで日本の大学教育のイノベーションを進めるためのSDの方向性を本フォーラムによる提言という形で明らかにすること。

【プログラム】
<3月9日(木)>
13:00 - 13:05 開会挨拶
13:05 - 13:15 趣旨説明
13:15 - 15:10  第一部 専門家会議
        アメリカ、イギリス、オーストラリア、日本における組織的SDの国際的状況
        を共通理解する。
        司会:細川敏幸(北海道大学高等教育推進機構 教授)

   13:15 - 13:40 「米国高等教育における教職員の能力開発と組織開発」
           高野 篤子(大正大学人間学部 准教授)

   13:40 - 14:05 「英国高等教育における教職員の能力開発と組織開発」
           大森 不二雄(東北大学高度教養教育・学生支援機構 教授)

   14:05 - 14:30 「豪州高等教育における教職員の能力開発と組織開発」
           杉本 和弘(東北大学高度教養教育・学生支援機構 教授)

   14:30 - 14:55 「日本の高等教育における教職員の能力開発と組織開発」
           大場 淳(広島大学高等教育研究開発センター 准教授)

   14:55 - 15:05 第一部まとめ

15:05 - 15:15 休憩

15:15 - 17:30  第二部 大学教育イノベーション日本の加盟組織による報告(その1)
       大学教育イノベーション日本の各加盟組織から、義務化されたSDの趣旨を念頭
       に置きつつ、FD・SD等に関する取組を報告する。
        司会:大場 淳(広島大学高等教育研究開発センター 准教授)

   15:15 - 15:25 第二部説明
   15:25 - 17:25 大学教育イノベーション日本の各加盟組織の報告
          ・北海道大学高等教育推進機構高等教育研修センター
          ・東北大学高度教養教育・学生支援機構
          ・筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター
          ・千葉大学大学院看護学研究科附属看護実践研究指導センター
          ・芝浦工業大学教育イノベーション推進センター
          ・佐賀大学クリエイティブ・ラーニングセンター
   17:25 - 17:30 第二部(その1)終了挨拶

17:30 - 19:00  情報交換会(メディアホール前ホワイエ)
※受付を終了いたしました。        


<3月10日(金)>

9:30 - 10:00 基調講演「大学教職員の力量向上と役割の高度化ー中教審の議論を踏まえて」
           篠田道夫(桜美林大学大学アドミニストレーション研究科 教授)

10:00 - 11:50 大学教育イノベーション日本の加盟組織による報告(その2)
        司会:中井俊樹(愛媛大学教育・学生支援機構 教授)
          ・千葉大学アカデミック・リンク・センター
          ・岐阜大学医学教育開発研究センター
          ・山口大学知的財産センター
          ・九州大学基幹教育院次世代型大学教育開発センター
          ・帝京大学高等教育開発センター

11:50 - 13:30 休憩
※お弁当の受付を終了いたしました。
      ※最寄りのショッピングモールまで徒歩10-15分程度かかります。


13:30‐16:00  第三部 全体討議
       組織的FD・SDを進めている連携ネットワークとして立命館大学・全国私立大学FD
       連携フォーラム事務局校、並びに大学教育イノベーション日本の加盟組織でもあ
       る大学コンソーシアム京都及び(四国地区大学教職員能力開発ネットワークにつ
       いて)愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室からの取組報告の後、全教職員の
       大学運営参画能力を高める組織的SDの推進のための提言案を審議・確定する。
        司会(発表):井上史子(帝京大学高等教育開発センター 教授)
        司会(全体討議):川島啓二(九州大学基幹教育院 教授)

   13:30 - 13:35 第三部説明
   13:35 - 14:15 連携ネットワークの取組報告
          ・大学コンソーシアム京都
          ・四国地区大学教職員能力開発ネットワーク
           (愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室)
          ・立命館大学・全国私立大学FD連携フォーラム事務局校
   14:15 - 14:25 休憩
   14:25 - 15:45 全体討議
   15:45 - 15:55 提言

15:55 - 16:00 閉会挨拶

【定員】70名

【お問合せ】
大学教育イノベーション(HEIJ)事務局
 東北大学高度教養教育・学生支援機構
 大学教育支援センター 担当:稲田
 Tel:022-795-4471
 Email:cpd_office@ihe.tohoku.ac.jp

大学教育イノベーション日本加盟組織:北海道大学高等教育推進機構高等教育研修センター、東北大学高度教養教育・学生支援機構、筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター、千葉大学大学院看護学研究科附属看護実践研究指導センター、千葉大学アカデミック・リンク・センター、芝浦工業大学教育イノベーション推進センター、帝京大学高等教育開発センター、岐阜大学医学教育開発研究センター、公益財団法人 大学コンソーシアム京都、山口大学知的財産センター、愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室、九州大学基幹教育院次世代型大学教育開発センター、佐賀大学クリエイティブ・ラーニングセンター

参照ファイル Reference File