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学生の目を社会に開く ―大学によるエンゲージメントの新展開―(チャプター2)

講師:吉田 文(早稲田大学)/小川 幸司(長野県蘇南高等学校)/西村 幹子(国際基督教大学)
実施日:2022.11.21 全62分 視聴数:39回

講義の概要

大学が、多様な関係者に対してどのように双方向的に関わっていくのかを問う、ステークホルダー・エンゲージメントへの関心が高まってきています。
大学教育は誰のものか?何を目指せばよいのか?急速に変化しつつある高等学校での学び、社会と関わることで学ぶサービスラーニング、大卒キャリアの花形として注目を集めている起業の世界、それぞれの第一線を担う方々との対話の中で、学生の多様化の先にあるものを一緒に考えて参りましょう。

チャプター2:【基調講演】翻弄を跳ね返す学生:大学と企業の攻防の狭間で②

チャプター2では、複数の調査結果をもとに「日本の学生は勉強していないのか」を検証、就活との関係も踏まえながら、今後求められるものは何かを検討しています。
ベネッセ教育総合研究所の行った調査等をみる限り、「日本の学生は勉強していない」とは言えないと思います。一方、就活に目を移すと、インターンシップの参加率の増大、さらには参加の早期化という傾向があり、学習に取り組みつつ就職のことも考えて行動しなければならない、そんな大学生の現在の姿がみえてきます。学生は、大学と企業の攻防の狭間で翻弄されているものの、それをうまくやり過ごし、翻弄を跳ね返しているようにもみえます。大事なのは、大人は学生をどのように育成したいのか、長期的な視点に立った議論を行っていくということではないでしょうか。

カテゴリ: 学生支援力形成